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2016.01.18

印象深いコプリー、セイヤー!

Img     コプリーの‘少年とリス’(1765年)

Img_0002     コプリーの‘ワトソンと鮫’(1778年)

Img_0003     セイヤーの‘カリタス’(1894~95年)

Img_0001     ホッパーの‘ドラッグ・ストア’(1927年)

アメリカの美術館へ足を運ぶ回数が増えるにつれて、アメリカ人画家の名前をおぼえその作品にも目が慣れてくる。だが、ヨーロッパの美術館で出会う画家たちにくらべると作品に対する親近感はまだうすい。

ボストン美に所蔵されているアメリカ絵画については、図録に載っているものでお目にかかったのはサージェントやホッパー、オキーフなど限られた画家だけ。今回は図版では目のなかにはいっている作品と何点出会えるかというのが鑑賞前にもっていた期待。果たして結果はどうだったか。

アメリカ館をずらっとみて気になる画家が何人かいた。その筆頭がボストン生まれのジョン・シングルトン・コプリー(1738~1815)、長くみていたのが‘少年とリス’と‘ワトソンと鮫’、28歳の作‘少年とリス’は一見シャルダンの肖像画をみているような感じ。髪の毛や肌の自然な質感描写が見事!

思わずのけぞりそうになる‘ワトソンと鮫’は同じ画家が描いたとは想像できないくらい緊張感に満ちた作品。この鮫が人を襲う絵は1749年ハバナ湾で実際に起きた出来事にもとづいて描かれている。片足を失ったのは若い英国人。2013年、ワシントンナショナルギャラリーへ行ったとき、これと同じ絵が飾ってあった。ということはコプリーはこの画題を2枚制作したのかもしれない。

もうひとつ魅了された作品があった。古典画の聖母子像が現代によみがえったイメージの‘カリタス’、描いたのはほかのアメリカの美術館でみたという実感がないアボット・セイヤー(1849~1921)、またアメリカへいくことがあったらこの画家の名前を胸に刻んでおこうと思う。

メトロポリタン美では3点遭遇したホッパー(1882~1967)、ボストンでは‘ドラッグ・ストア’が姿を現してくれた。通りの角っこにあるドラッグ・ストア、客が描かれてないのでよけいに都会の孤独と寂寥感を感じてしまう。

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