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2016.01.10

寄贈されたバークコレクションの展示!

Img_0002     伊藤若冲の‘月下白梅図’(1755年)

Img           曽我蕭白の‘石橋図’(1779年)

Img_0003       円山応挙の‘鮎図’(部分 1785年)

Img_0001     尾形光琳の‘布袋図’(1704年以降)

昨年の秋、新聞に興味深い記事がのった。日本美術の愛好家だったメアリー・バークさん(2014年死去)が蒐集したバークコレクションがメトロポリタン美に寄贈されたという。その数300点、その一部が2006年東京都美でも公開され多くの日本美術ファンの目を楽しませてくれた。

そのコレクションが昨年の10月20日から2階の日本美術の部屋に展示されている(2月に展示替えをし7月31日まで)。この情報を事前に得ていたので、館内にいる間寄ってみようと思っていた。隣の方はお疲れの様子だったので椅子に座って待っててもらい一人でざっとまわった。

期待していたプラスαはあまりなく大半が日本で出品されたもの。だから、質の高いバークコレクションをもう一度楽しむことになった。圧巻は向かい合わせに飾られている伊藤若冲(1716~1800)の‘月下白梅図’と曽我蕭白(1730~1781)の‘石橋図’。東京都美ではどちらも興奮状態でみたが、今度もだんだんいい気分になってきた。こんないい作品が流失したのはなんとも残念!

ワシントンのフリーアで尾形光琳(1658~1716)の鶴の絵や松島図をみたばかりだから、日本にやってきた‘布袋図’にも敏感に反応する。愛嬌のある布袋さんがのびのびとした筆使いで描かれている。模写なら10点満点で3点くらいとれそうだが、この絵を最初から描くとなるともうお手上げ。光琳の描写力はやはり群を抜いている。

初見で足がとまったのは円山応挙(1733~1795)の‘鮎図’、左右二つの掛け軸からなり画像は左のほう。水流の動的表現とぴちぴち跳ねる鮎の姿が強く印象に残った。

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コメント

METのホームページでも見ましたが、バークコレクションは質量ともに素晴らしいもののようですね。

ご紹介の作品は、どれも一級品だということが一目でわかります。特に蕭白の壮大でダイナミックな構図は、迫力満点です! 応挙の鯉は大好きですが、鮎もいいですね。紅葉や水の淡い色合いも何とも言えません。

しかしMETにこんなにいい日本美術の名品が加わると、日本の美術館ももっと頑張って、新たな作品を獲得してほしくなります。

投稿: ケンスケ | 2016.01.12 20:53

to ケンスケさん
バークコレクションは一見の価値がありますね。
とくに若冲と蕭白は本当にしびれます。再会でき
たことを腹の底から喜んでます。

応挙は日本に里帰りした鴨の絵とこの鮎図が展示
してありました。応挙で鮎ははじめてお目にかか
りますから釘づけになってみました。

METにとっては本当に有り難いコレクションの寄贈
でしょうね。日本美術のファンがさらに増えるの
ではないでしょうか。

投稿: いづつや | 2016.01.12 23:49

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