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2016.01.03

テンションが上がりっぱなしのメトロポリタン美!

Img_0005     ベルニーニの‘バッコス祭’(1616~17年)

Img_0002     ラ・トゥールの‘女占い師’(1630年代)

Img_0001     ラ・トゥールの‘マグダラのマリア’(1638~43年)

Img_0004     カラヴァッジョの‘合奏’(1595年)

5度目の訪問となるメトロポリタン美、今回は館内には2時間くらいいた。3年前のときはアメリカ絵画と近現代アートに多くの時間を割き、ここにある絵画コレクションでみたい作品はだいたい目のなかにおさめた。そのため、手にもっている必見リストにリストアップしているのは数点だけ。

まず、むかったのは絵画ではなくベルニーニ(1598~1680)の彫刻、‘バッコス祭’。前回ヨーロッパの彫刻作品が展示されているところは改修工事中、そのためベルニーニの大理石彫刻はみることができなかった。展示されているのは1階、レイアウトが変わっているので案内係に飾ってある部屋をピンポイントで教えてもらった。

子供たちがファウヌスにじゃれつくところを描いたこの群像彫刻を図録でみてから20数年経つが、ようやく像の前に立つことができた。アメリカでベルニーニがあるのはメトロポリタンだけ。神業的な技の冴えをじっくりみた。

このメインディッシュをみれたから気分がぐっと楽になった。次に足がむかう先はラ・トウール(1593~1652)の‘女占い師’、23年前一度みたが、2008年、2013年の2回とも空振り、どういうわけか姿を見せてくれなかった。だから、2008年以降ずっと消化不良が続いていた。

今度はどうだったか、一度みたら忘れられないあの老婆(女占い師)がいました、いました!詐欺やペテンを主題にして描いた作品ではカラヴァッジョ(1571~1610)の‘いかさまトランプ師’とこの‘女占い師’がMyベストワン。好きな絵をみるときはワクワクする。ニヤニヤしながらみていた。

その隣にあったのがラ・トウールのもうひとつの作品、‘マグダラのマリア’、この主題で描かれた作品は全部で4点あるが、この絵ではろうそくの炎が二つある。暗い部屋で膝の上に髑髏を置いているマリア、ろうそくの光に照らし出されるマリアの横顔と胸元がまるで発光体のように輝いていた。

METにあるカラヴァッジョは3点、‘合奏’はどのカラヴァッジョ本にもでてくるが、あとの2点は真作かどうか意見の分かれるところ。横で熱心にみていた男性も同じことを口にしていた。

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コメント

METは15年ほど行っていませんが、何度も訪れたので懐かしいです。ベルニーニの素敵な『バッカス祭』は見た覚えがないので、飛ばしてしまったのかもしれません。

ラ・トゥールの2点は、光っていますね。以前にも一度書きましたが18年ほど前に行った時、私の眼前で『女占い師』の画面に子供がべったりと手をついてしまったので、びっくりしました。幸い絵は無事でした。(笑)

カラヴァッジョの『リュ―ト弾き』(ただ第2バージョンで、エルミタージュ作品より質が劣りますね)と『聖ペテロの否認』は、真作のようですよ。

私もいづつやさん同様カラヴァッジョが好きですが、大きな図書館に行くと、シュッツェ(Schutze)という研究者のカラヴァッジョ作品の真作カタログ(日本語と英語両方で出ている大型本)が見られます。この本は、これまでのカラヴァッジョ研究の総括のようで、参考になります。

投稿: ケンスケ | 2016.01.05 21:13

to ケンスケさん
ラ・トゥールの‘女占い師’に会えたので上機嫌です。
この絵をみるとカラヴァッジョもラ・トゥールも真に
スゴイ画家だなと思います。

カラヴァッジョはこれまでみたことのある‘合奏’、
‘幼子ヨハネと聖家族’とはじめてお目にかかった
‘聖ペテロの否認’の3点。‘聖ペテロの否認’は真作
となってますか!写真を撮りじっくりみたのですが、
真作といわれればそうかなという感じです。

投稿: いづつや | 2016.01.05 21:48

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