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2015.11.03

近代日本美術の煌き! 1924年(大正13) その一

Img          土田麦僊の‘舞妓林泉’(東近美)

Img_0002     川崎小虎の‘春の訪れ’(右隻 山種美)

Img_0003     菊池契月の‘立女’(長野県信濃美)

Img_0001     池上秀畝の‘国之華’(右隻 三の丸尚蔵館)

土田麦僊(1887~1936)というとすご頭に浮かぶのが舞妓と大原女、この絵は舞妓の着物の柄だけでなく背景の林泉(庭園)の情景までじっくりみると結構時間を食う。画面全体にわたって綿密な装飾が施されているが、舞妓や庭の色調はそう強くはないのでちょっと抑え気味の晴れやかさは気持ちよく心のなかにはいってくる。

川崎小虎(188~1977)は小虎という名前がおもしろいため日本画家であることはすぐ覚えたが、その作品をみる機会はあまりない。記憶に残っているのは山種にあるこの‘春の訪れ’と一度どこかのデパートであった回顧展でお目にかかった作品。いずれも源氏物語絵巻を彷彿とさせる古典画のイメージ、‘春の訪れ’はところどころ霞がかかりる空を天女のように舞う姿に心がとろけそう。

奈良の薬師寺に下膨れした顔が特徴の女性を描いた‘吉祥天像’があるが、菊池契月(1879~1955)の‘立女’の二人は古の画法が復活したかのよう。人物以外余計なものを極力省き、鳥や草花もあまり目立たないように下のほうに配置している。こんな絵はそうとう鍛錬しないと描けない。

池上秀畝(いけがみしゅうほ、1874~1944)の‘国之華’は6年前三の丸尚蔵館でみたときは200%魅了された。秀畝にこんな傑作があったのか、という感じ。その華やかな画風は狩野派的でもあり装飾性に富む琳派の香りも漂う。またみてみたい。

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