« 近代日本美術の煌き! 1922年(大正11) | トップページ | 祝 ロイヤルズ 30年ぶりにワールドシリーズ制覇! »

2015.11.01

近代日本美術の煌き! 1923年(大正12)

Img_0002

Img_0003     横山大観の‘生々流転’(部分 重文 東近美)

Img     平福百穂の‘竹林幽棲’(山種美)

Img_0001     小出楢重の‘子供立像’(山種美)

ここ数年、東近美で出かけることがぐんと減っている。そのため横山大観(1868~1958)の水墨画の最高傑作‘生々流転’がどのくらいの頻度で展示されているのかわからない。2年に一回くらい公開されるのだろうか、それとも毎年でてくる?

この絵は気が遠くなるほど長い絵巻、水の流れが延々40mも続く。山奥の川の源流で一滴の水滴が集まりひとつの流れとなり渓谷を下りやがて大河となって海へそそぎこむ。それでおわりではなく、蒸発した水はやがて雨をなりまた大地にもどっていく。

なにかと忙しく情報がいろいろ入ってくる毎日をたいして深くも考えず生きていると、こういう人生物語といった絵画をみても腹にずしんとくることはそうない。でも、人生何がおこるかわからない。水が天と地を清々と流転していることに思いをいたし乱れた心が鎮まることもあるだろう。

平福百穂(ひらふくひゃくすい、1877~1933)の‘竹林幽棲’は水墨画らしい絵。竹林と水墨画は強く結びついているというイメージがあるのは中国の文人画を思い起こすから。この竹林は竹が風に吹かれてかなり揺れている。こういう水墨画がさらさらと描けると雑念が消えるのだが。

小出楢重(1887~1931)の作品を一度にまとまった形でみたという経験がない。これまでみたのは片手くらい。小出はヨーロッパに半年あまり滞在したことがあるが、そのときおおいに刺激されたのがアンリ・ルソー、毛糸の帽子を被った男の子を描いた‘子供立像’はルソーの‘赤ん坊のお祝い’と人物描写がよく似ている。

|

« 近代日本美術の煌き! 1922年(大正11) | トップページ | 祝 ロイヤルズ 30年ぶりにワールドシリーズ制覇! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 近代日本美術の煌き! 1923年(大正12):

« 近代日本美術の煌き! 1922年(大正11) | トップページ | 祝 ロイヤルズ 30年ぶりにワールドシリーズ制覇! »