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2015.11.14

近代日本美術の煌き! 1927年(昭和2) その一

Img_0001          鏑木清方の‘築地明石町’

Img     土田麦僊の‘大原女’(京近美)

Img_0003     堂本印象の‘春’

Img_0002     宇田荻邨の‘渓澗’(三の丸尚蔵館)

日本画の展覧会に何年も足を運んでいると、関心を寄せている作品をみる機会も生まれてくる。だが、それには多くの時間が流れる。だから、絵画と付き合いは長期戦。そうは思っててもあまりに長い間会えないと諦めモードになってくる。

鏑木清方(1878~1972)の最高傑作‘築地明石町’、絵の存在を知って以来魅了され続けているがまだ縁がない。これだけ待っても遭遇しないということはこの絵はたぶん行方がわからないのだと思う。人生願い事がすべて叶えられるわけではない。今はそんな心境。

土田麦僊(1887~1936の‘大原女’と会ったのは18年前、京近美であった回顧展。そのあと一度もお目にかかってないのでどんな絵だったか印象が薄れてきている。この絵には麦僊が欧州を旅行したとき見聞した西洋絵画の影響がいろいろみられる。3人の大原女が花の咲いている地べたに座る構図はマネの‘草上の昼食’を参考にしている。来年2016年は麦僊没後80年、どこかの美術館で回顧展をやってくれると嬉しいのだが。

2000年に堂本印象(1891~1975)の回顧展が日本橋の高島屋であったのだが、そのころ広島にいたためみることができなかった。その画集を京都にある堂本印象美を訪問したとき手に入れ、作品の全容がおおよそ頭のなかに入った。‘春’はどこかのデパートで開催された展覧会に出品されたもの。お姉ちゃんが妹の髪を整えてやる姿が目に焼きついている。

宇田荻邨(1896~1980)の‘渓澗’は‘淀の水車’とともにお気に入りの一枚。水しぶきが飛び散る渓流と鳥たちが忙しく枝にとまったり飛んだりしているところがすごくかみあっており、画面が揺れているように思える。

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