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2015.10.04

近代日本美術の煌き! 1908年(明治41)

Img_0001     藤島武二の‘チョチャラ’(ブリジストン美)

Img_0004     山下新太郎の‘読書の後’(泉屋博古館分館)

Img_0003     青木繁の‘漁夫晩帰’(ウッドワン美)

Img_0002     土田麦僊の‘罰’(京近美)

美術館で行われる展覧会計画はせいぜい1年先くらいの情報しか入ってこない。だから、そのあとはお気に入りの画家の回顧展を勝手につくっている。実現するかは運次第だが船の帆だけは高くあげておきたい。

洋画家のラインナップはすでに出来上がっている。期待値の高いのは山本芳翠(1850~1906)、藤島武二(1867~1943)、山下新太郎(1881~1966)の3人。理由は明白、いずれも女性の肖像画の名手だから。

武二はいい絵が2点残っている。どういうわけか縁に恵まれない‘チョチャラ’と‘芳けい’。ブリジストン美は現在改築工事のため休館しているが、数年先に再オープンするときはこれまで久留米にあった作品が全部東京に移ってくるので‘チョチャラ’にも対面できるだろう。これに対しチャイナドレスを着た女性を横向きに描いた‘芳けい’は個人のコレクション、そのため今後も姿を現してくれないかもしれない。

山下新太郎の描く女性画にもぞっこん参っている。もっとも好きなのが泉屋博古館分館にある‘読書の後’、モデルの女性はフランス人なのだろうが、美しい顔立ちは日本人であったとしてもおかしくない。はじめてお目にかかって以来ずっと心をとろけさせられている。

青木繁(1882~1911)の‘漁夫晩帰’は‘海の幸’のパート2を思わせる作品。漁夫は‘海の幸’と比べると写実的で生活感のある描写にしている。そして、いつものように前を行く二人の女性の一人をこちらに向かせ見る者の関心をぐっと引き寄せている。

日本画家、土田麦僊(1887~1936)は佐渡の生まれ。2年後には生誕130年を迎える。東近美で麦僊の大規模な回顧展があるのではないかとひそかに期待している。‘罰’は風俗画の傑作、なにかをやらかして廊下に立たされた三人の子ども。泣いている女の子と右の男の子の目つきがとてもいい。

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