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2015.10.03

神奈川県歴博で‘五姓田義松展’!

Img     ‘朝暘の富士’(1903年 茨城県近美)

Img_0001     ‘土佐丸’(1896年 日本郵船)

Img_0002     ‘山の宿’(1897~1906年 神奈川県歴博)

Img_0003     ‘操芝居’(1883年 東芸大美)

横浜のJR桜木町駅から歩いて10分くらいのところにある神奈川県歴博で気になる画家五姓田義松(ごせだよしまつ 1855~1915)の回顧展がはじまった。会期は9/19~11/8。

この洋画家の名前は最初は読めなかった、ごせいだ?ごしょうだ?ごせだと読めるのに時間がかかったのはなにぶん作品との出会いが少ないから。これまでお目にかかったのは東京都現美にある‘清水富士’と義松がパリに滞在していたときに描いた‘操芝居’の2点のみ。だから、チラシに‘最後の天才’とあってもこれをそのままうけとめるにはサンプルが少なすぎる。でも、みた絵の出来からするとそうかなとも思う、だから長い間気になる存在だった。

関心の的は油彩、全部で33点でていた。みていくうちに‘最後の天才’は当たっているなと感じてきた。五姓田義松という画家をはじめて知ったのは富士山の絵。今回富士山が描かれた風景画は5点ある。どれもぐっと惹かれるが、Myカラーが緑&黄色なので‘朝暘の富士’を長くみていた。

日本郵船が所蔵している‘土佐丸’にも思わず足がとまった。豪華客船が入港すると大勢の人が集まってくるように大きな船というのは特別に心を高揚させる。この絵の写実性豊かに描かれた船をみると外国へのあこがれやロマンがいやがおうにもかきたてられる。

市井の女性を描いたものがいくつもあったが、お気に入りは‘山の宿’。後ろから光を受けた真ん中の女性が着ている着物の白が発光体のように輝いていた。これは大きな収穫。そして、再会した‘操芝居’、やはりこれが一番よかった。未完成だが、五姓田の代表作であることを実感した。

見終わって図録を購入しようと思ったら、まだ出来ていないという。ええー!? のんびりしていること。10月20日頃入荷するというから図録を手に入れようと思っている方はそのころ行かれるほうがいい。

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コメント

僕は横須賀の野比と云う,京急沿線の田舎町に住んでいるのですが、明日横浜の県立美術館に行こうと思います。楽しみでたまりません。nhkの日曜美術館でも放送された様ですが、残念ながら見逃しました。とにかく一日,美術館に浸ってきます。

投稿: 築地明石町 | 2015.10.30 22:10

to 築地明石町さん
図録がまだ手に入っていませんが、もう出来上
がってるようなのでもう一度出かけることにし
ています。

投稿: いづつや | 2015.10.31 01:14

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