今日はスーパームーン!
このところ天体や宇宙のことに関心がいっているのでスーパームーンにも敏感に反応する。今日は地球と月の距離が最も近くなり、月が大きく見える日。1年前だとTVに映しだされた満月をさらっとみるだけだったが、今はその明るさを熱心にみてしまう。
いろんなことに興味を抱くのは小さいころからの性分。惑星や月、銀河については科学雑誌‘Newton’のおかげで知識が増えている。本屋に寄ってみたら宇宙をテーマにした別冊がまた2つ発行されていた。いずれ購入することになりそうだが、現在は行動経済学と認知心理学に精神を集中させているので宇宙ものはちょっと小休止している。
スーパームーンにちなんで月の絵をとりあげてみた。古い日本画には‘日月山水図’(じつげつさんすいず)があるが、丸い太陽に対してここに描かれる月は三日月。これに対して‘武蔵野図’などでは秋の満月が描かれる。
明治以降の日本画で月がでてくる作品ですぐ思いつくのは平山郁夫(1930~2009)、夜のシルクロードを進むキャラバン隊を照らす月とか月光に浮かぶイスタンブールのブルーモスクなどが目に焼きついている。日本の‘興福寺の月’もとてもいい絵。
平山郁夫と同じ広島県出身の奥田元宋(1912~2003)は‘元宋の赤’に月を描くことが多い。‘紅嶺’のように山々はまだ紅葉に染まってないが、秋が深まってくると美しい月光が心をふるわすにちがいない。
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