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2015.09.22

近代日本美術の煌き! 1901年(明治34)

Img     旭玉山の‘宮女置物’(三の丸尚蔵館)

Img_0001     初代宮川香山の‘菖蒲浮彫花瓶’

Img_0002     加藤友太郎の‘玉蜀黍画花瓶’(三の丸尚蔵館)

石川光明の‘古代鷹狩置物’とともに牙彫の傑作に数えられているのが旭玉山(1843~1923)の‘宮女置物’、これをはじめてみたのは1999年に東博で行われた‘皇室の名宝展’。

象牙の置物がこれほど写実的かつ精緻に仕上がっていると宮女の頭の髪から衣装の細部にいたるまで技の冴えをとことんみてしまう。スライスされた象牙をいくつも接合して扇子や重ね着された衣装の質感を見事に表現している。

才能に恵まれた美術家は創作の幅が広く、ひとつの技や作風にとどまることなく新たな創作の領域に踏み出していく。初代宮川香山(1842~1906)のその例外ではなく、明治初期のリアリズムの強い作品から後半はアールヌーヴォー調の作風になる。

‘菖蒲浮彫花瓶’は思わず見とれてしまう作品で淡い色調の菖蒲の花が花瓶の形と調和するようにとてもシンプルに印象深く彫りだされている。ガレのガラスなどに触発されたにちがいない。

加藤友太郎(1851~1916)の玉蜀黍をモチーフにした花瓶も魅力にあふれる一品。器全体を使って玉蜀黍が描かれ、そこに一匹の蜻蛉がとまっている。玉蜀黍というとこの花瓶と小林古径の絵をすぐ思い浮かべる。

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