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2015.09.06

近代日本美術の煌き! 1889年(明治22)

Img     橋本雅邦の‘月夜山水’(東芸大美)

Img_0002         藤井松林の‘百福之図’(三の丸尚蔵館)

Img_0001     高村光雲の‘倭鶏置物’(三の丸尚蔵館)

橋本雅邦(1835~1908)は横山大観や菱田春草の師匠格にあたる人物、狩野芳崖同様、その風景画は圧倒的な絵画力で迫ってくる。日本の美術館ではいろんなところが名品を所蔵している。ざっとあげてみると東芸大美、東博、三の丸尚蔵館、埼玉県近美、泉屋博古館分館、川越市美など。

東芸大美のコレクションでは‘月夜山水’はお気に入りのひとつ。じつに見晴らしのいい風景画、画面の中央がV字にカットされ左右に山々が広がっている。そしてもっとも低いところを細い川がくねくね曲がりながら手前に流れ下る。こういう光景にじっさい出くわしたら心がすかっとしそう。

8年前、三の丸尚蔵館で‘福やござれー寿の美・新春に集う’という縁起のいい展覧会があった。そこに思わず笑みがこぼれる絵があった。藤井松林(1824~1894)の描いたお多福群像図、子どもから大人までみんなおでこで頬がふくれたあのお多福、この絵は長いこと笑いの素。家の中でも外にいるときでもなるべく笑うように心がけているのはこの絵に出会ったから。また、会いたい。

高村光雲(1852~1934)は明治以降に活躍した彫刻家のなかでは別格の存在、息子の光太郎の作品もあわせた回顧展をずっと待っているのだがなか実現しない。彫刻の場合、野外に設置されているものなどもあるから作品を多く集めてくるのは難しいのはわかっている、一回はこの矮鶏(ちゃぼ)の置物や有名な‘老猿’などの代表作がどどっと並ぶところをみてみたい。

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