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2015.09.20

近代日本美術の煌き! 1899年(明治32) その二

Img_0003     海野勝珉の‘太平楽置物’(三の丸尚蔵館))

Img     石川光明の‘古代鷹狩置物’(三の丸尚蔵館)

Img_0001     鈴木長吉の‘岩上ノ虎置物’(東博)

1900年、史上空前の規模で開催されたパリ万国博覧会は大盛況で世界中から集まった最新技術や最高の美術品をみようと5000万人が足を運んだ。当時ヨーロッパはジャポニズムがブームになっており、日本館で展示された工芸の傑作は多くの人の心をとらえた。

この万国博覧会はほかにも話題をさらった作品がある。そのひとつがアールヌーヴォーのガラス、ナンシー派の中心人物ガレとドーム兄弟がグランプリを狙って新しい技法をつかった作品で対決した。結果はガレは不満だったがグランプリを分け合った。

日本から出品された置物でその高い技術により強い磁力を放っているのは海野勝珉(1844~1915’の‘太平楽’、石川光明(1852~1913)の象彫‘古代鷹狩’、鈴木長吉(1849~1919)のブロンズ‘岩上ノ虎’。

このなかで圧倒的な存在感をみせているのは彫金の‘太平楽’、じっと見てしまうのがこの雅楽の演者の顔、あまりに写実的に描かれているので目の前にいるよう。豪華に装飾された兜と鎧に身をつつみ右手に剣をもった決めポーズが目に焼きついている。

象牙の置物が好きで、若いころインドを旅行したとき8つからなる親子象をお土産に買った。今は昔とちがって象牙の置物はNG,、これは彫りの状態もいいのでわが家の宝物のひとつ。石川光明の鷹匠は立派すぎて目がとろんとなる。こんな象彫がリビングにあったら最高の気分なのだが、

‘岩上ノ虎’はこれまで東博で2回みた。長吉というと鷹の置物なのだが、虎もあった。上の虎ばかりをみていると下にいるもう一頭の虎を見逃すので要注意。

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