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2015.09.05

2回目の楽しみ 藤田美の日本美術コレクション!

Img     国宝‘紫式部日記絵詞’(13世紀)     

Img_0001     国宝‘仏功徳蒔絵経箱’(11世紀)

Img_0003     菱川師宣の‘大江山酒呑童子絵巻’(1692年)

Img_0002     長澤芦雪の‘幽霊・髑髏仔犬・白蔵主三幅対’(18世紀)

サントリー美で開催中の‘藤田美の至宝 国宝曜変天目茶碗の日本の美’は9/2から後期になり展示作品が一部入れ替った。国宝が新たに3点もでてくるから早速でかけてきた。

国宝‘紫式部日記絵詞’は一度みたことがあるが、それは藤田美ではなく1993年に東博であった展覧会、だから22年ぶりの対面、5つの場面全部みるのははじめてだからすぐ目が本気モードになる。画像は最後の場面で、藤原道真が一条天皇の行幸を前に新造した舟を検分するところ。久しぶりに現れた竜頭鷁首(りょうとうげきす)を食い入るようにしてみていた。

この国宝をみる機会は長いことなかったが、‘仏功徳蒔絵経箱’のほうは縁が重なり今回で4度目。単眼鏡を使って蓋の外面から身の四側面に描かれた極楽浄土の景色や波の間から顔を出している魚の怪獣や飛翔する鳥の群れをじっくりみた。最近TVで輪島塗の蒔絵の貝桶をみたばかりだから、この金銀粉を使った研出蒔絵の技法にも敏感に反応する。

図録をみて関心を寄せていたのが菱川師宣(?~1694)の‘大江山酒呑童子絵巻’と長澤芦雪(1754~1799)の幽霊の絵。酒を飲まされて首をはねられた酒呑童子、驚くのはその首の執念深さ、武将の兜にくらいついている。とびちる血しぶきが岩佐又兵衛の絵巻にでてくる決闘のシーンを思い起こさせる。

蘆雪の三幅対はこれまで体験した数度の回顧展いずれにも出品されなかった。美術本でみていつかこの目でという思いが強かったが、やっと願いが叶った。髑髏と仔犬を一緒に描くのはちょっと違和感があるが、髑髏、幽霊、狐だけだと絵が重くなりすぎるので仔犬を中和のモチーフとして登場させたのかもしれない。

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