« 祝 岩隈 ノーヒットノーラン達成! | トップページ | にっぽんの布! »

2015.08.14

近代日本美術の煌き! 1878年(明治11)

Img     豊原国周の‘泰平有名鑑’(部分 ボストン美)

Img_0001     ワ―グマンの‘飴売り’(東博)

Img_0002     ファンタネージの‘不忍池’(東博)

Img_0003     百武兼行の‘母と子’(佐賀県立有田工業高校)

今年4月東芸大美で‘ダブル・インパクト 明治ニッポンの美’が行われた。会場にはいってびっくりしたのはチラシに載っている作品とは別にボストン美からすばらしい絵画や工芸品がたくさん里帰りしていたこと。足をとめてじっくりみたもののなかに興味深い浮世絵があった。

描いた浮世絵師は豊原国周(1835~1900)で‘泰平有名鑑’というタイトルがついている。ここには明治天皇をはじめ明治新政府の重鎮たちがずらっと描かれている。中心に明治天皇と皇后がいて、左のほうに三条実美、そしてその上には山県有朋や大山巌、国周はこのころ浮世絵師の頂点に立っていたのでこういう集団肖像画に腕をふるうことになった。

幕末日本にやってきて日本の風俗や事件を取材したイギリス人のリチャード・ワーグマン(1832~1891)、東博にある油絵‘飴売り’は街の通りの一端がうかがえる貴重な絵画でもある。イタリアからはアントニオ・ファンタネージ(1818~1882)が来日し、工部美術学校で2年間、西洋絵画を教えた。あたらしい絵画の創作に情熱をかたむける浅井忠らに示すお手本として描いたのが‘不忍池’、全体が暗褐色のバルビゾン派風の風景画は日本の洋画家たちに受け継がれていく。

百武兼行(1842~1884)の本職は外交官、米欧使節団に同行しロンドンやパリで絵画の制作にも励んだ。光の描写が印象深い‘母と子’はロンドンに滞在中に描いたもの。一度お目にかかりたい。

|

« 祝 岩隈 ノーヒットノーラン達成! | トップページ | にっぽんの布! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/62083738

この記事へのトラックバック一覧です: 近代日本美術の煌き! 1878年(明治11):

« 祝 岩隈 ノーヒットノーラン達成! | トップページ | にっぽんの布! »