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2015.08.15

にっぽんの布!

Img     白洲正子著‘きもの美’(光文社文庫 2008年)

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Img_0002    有松・鳴海絞り 雪花絞り

本は買ったらすぐ読むものがある一方で、本屋でたまたまみつけた本のようにしばらくの間本棚に積んだままのものがある。4,5年前My書庫に入った白洲正子著‘きもの美’もそんな本のひとつ。

ところが最近俄然この本がこちらを向いてきた。ときどきおこる不思議な体験だが本を読むのに機が熟してきたのかもしれない。書かれている内容について知識がなさすぎると関心があったとしても、たとえ30分でも充実した時間とはならないのでその時間はほかのことに使いたい。

でも、そういう気持ちがEテレで昨年末から今年の1月まで放送された‘にっぽんの布を楽しむ 訪ねて・ふれて・まとう’をみて変わった。染めや織りが職人さんたちによってどういう風に行われているのかがだいぶわかってきた。おかげで‘きもの美’で白洲正子が語っていることが腹にストン々と落ちる。こうなると読書は楽しい。

‘にっぽんの布’で染織史家の吉岡幸雄氏と女優の白石美帆、川上麻衣子が出かけたのは阿波藍染、有松・鳴海絞り、久留米絣、結城紬など8か所。これだけよくできた番組に遭遇するとNHKに頭を下げたくなる。

しかもテキストがなかなかのすぐれもの。色がよくでるいい紙が使っているのにたったの1000円。なにからなにまで本当に気がきいている。美術館が作成するアベレージクラスの展覧会図録に2500円くらい支払っているから、このテキストがキラキラ輝く宝物のように思えてくる。

今、ふたつの本を頻繁にながめにっぽんの布の美しさを心に沁み込ませている。

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