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2015.08.08

4年ぶりの‘歌川国芳展’!

Img_0001     ‘浮夜八会 えだまめ’(1849~51年)

Img_0002     ‘橋間のすずみふね’(1844~47年)

Img_0003     ‘山海名産尽 紀州鯨’(1828~1830)

Img_0004     ‘横浜本町之図’(1860年)

4年ぶりの歌川国芳(1797~1861)を大いに楽しんだ。場所は横浜そごう。8/1にはじまり今月30日まで行われている。大変充実した回顧展なので、横浜のあとの巡回展にもふれておきたい。
★広島県美 9/11~10/18
★松坂屋美 10/24~11/23

作品は全部で200点、初期の武者絵から戯画、風景画、美人画、肉筆画がどんと並んでいる。途中でまだあるのという感じ。一点々が刺激に満ちているので足を進めるうちに国芳ワールドにどっぷりはまり込んでしまう。これには工夫された会場づくりが一役買っている。作品の横にパネルを数多く設け描かれたモチーフを細かく解説してくれる。例えば、猫の戯画では衣装に鮑や蛸、小判の柄が使われているとか。これまで国芳の回顧展を7回体験したが、今回の解説が一番気が利いている。すばらしい!

収穫の絵がいくつかあったが、そのなかに夏らしいのが2点あった。女性がえだまめをもっているのと納涼舟を描いたもの。ビールのつまみに欠かせないえだまめ、このころすでにあった!こういうモチーフを絵にする国芳、親しさがいっそう増す。納涼舟にも思わずみとれてしまう。三つの舟の配置の仕方がなかなかいい。

日本画でも西洋画でも風俗画に魅せられているから‘山海名産尽 紀州鯨’にも夢中になる。沖に現れた鯨をみて赤ん坊を背負った母親と二人の子供はもう200%興奮状態。後ろの男の子は‘あの鯨、これくらいあるよ、すげぇー、すげぇー、’と大声でしゃべっている。愛すべき一枚。

‘横浜本町之図’は国芳が亡くなる一年前に描かれたもの。開港した横浜の賑わいがストレートに伝わってくる。俯瞰の視点で商店街と遠くの海を一緒に描き込む広々とした空間構成、日本と外国が港に出入りする商品を通じてつながっていることイメージさせにはうってつけの構図といえよう。

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