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2015.07.20

涼しさをよびこむ金魚!

Img_0002          鳥居派の‘金魚と童’(1751~1763)

Img         歌川国芳の‘金魚にめだか’(1838~44年)

Img_0001     歌川国芳の‘似たか金魚’(1840~44年)

梅雨があけて連日猛暑が続いている。熱中症になることを過度に心配しているわけではないが、家にいるときでも水はがぶがぶ飲んでいる。

昨日のニュースに涼しげな光景がでてきた。‘ECO EDO日本橋2015’(7/10~9/23)というイベントが行われているようで、その目玉が木金土曜に隅田川をクルーズする‘日本橋納涼金魚ちょうちん船’、屋形船のなかに置かれた水槽に金魚が何匹も泳いでいた。

夏祭りの屋台で定番の遊びといえば‘金魚すくい’、小さい頃この金魚すくいは夏の楽しみのひとつで沢山すくってやろうと薄い紙のはられた針金の道具を夢中で操った。紙の大半が破れているのにうまく金魚をすくったときはアドレナリンがどばっとでる。まわりから‘坊や、上手だね!’なんてほめられるともう天下をとったような気分。

夏祭りにこのところすっかり縁がないが、いまでも金魚すくいは定番?そしてその金魚は奈良県産のもの?久しく本物の金魚にでくわしてないので、今は涼しさは浮世絵からいただいている。鳥居派が描いた金魚の絵は子どもたちのはしゃぐ声が聞こえてくるよう。

金魚というとすぐ思いつくのは歌川国芳(1797~1861)、‘金魚にめだか’が普通の動物画なのに対して‘似たか金魚’は国芳お得意の戯画、ここに描かれた金魚や亀は実在の役者の似顔絵、天保の改革で役者絵が禁止されても度胸のすわっている国芳はこんな風に生き物に形を変えて役者の顔を描いている。国芳のこのとどまることを知らない表現意欲は半端じゃあない。

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