ニュー・ホライズンズ 冥王星に最接近!
2015年の準惑星探査計画(ニュートン2015年3月号より)
無人探査機 ニュー・ホライズンズは今夜8時49分、冥王星に最接近した。拍手々!昨年だったら、こうした宇宙に関するニュースをブログで取り上げることはなかったが、今は宇宙の話に強い関心をもっているので冥王星探査にも敏感に反応する。
冥王星はずっと太陽系の第9番目の惑星というイメージだったが、2006年に準惑星の位置づけになった。アバウトに惑星から外れたのだなという感じがしていたが、9年前のことだったということをしっかり認識したのは今年にはいってから。太陽系の惑星誕生物語を聞く機会が増えるのにともない、冥王星という天体の特徴がぼやっとではあるがつかめてきた。
ニューホライズンズは2006月に打ち上げられてから9年半の歳月をかけて冥王星まで1万2000万キロという最接近ポイントに到達した。時速5万キロの猛スピードで移動しているため冥王星を観察するチャンスは1回だけ。すでにどんどん離れている。
冥王星は小さな天体で直径は2370㎞くらい、これは月の3分の2ほど。この準惑星が太陽の周りをまわる時間は気が遠くなるほど長い、なんと248年かけて一周する。地球からこの近くまでやって来るのに9年半もかかるのも納得。
これから何か月にわたってニューホライズンズが撮影した冥王星の姿が地球にとどいてくる。そうしたデータを解析して研究者たちがいろんな謎を解き明かしてくれることだろう。‘コズミックフロント NEXT’が制作する冥王星特集がとても楽しみ。
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