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2015.07.24

鰻の絵!

Img_0002   土用丑の日で大忙しの鰻屋

Img     葛飾北斎の‘北斎漫画’(1814~1878年)

Img_0001     歌川国芳の‘龍宮遊さかなげいづくし’(部分 1847年)

今日は土用丑の日、TV各局は鰻屋で鰻重や鰻丼を美味しく食べる人々の様子を映しだしていた。調理場にただよう香りがこちらまで匂ってきそう。わが家はわざわざ外に出かけることはなくいつも通りスーパーで買ってきた普通の鰻。

今年はちょっとした変化がおきていた。鯰を鰻の代用として売る店が登場、‘鯰丼’という名前なのかわからないが、客の反応は‘油の量が少ない’ということだった。日本産の鰻を確保するのが難しくなり値段も高いので店としてはこういう苦肉の策も考えつく。鰻をやめて鯰を食べる人がどのくらいいるだろうか。

江戸時代の後期、鰻飯の値段は200文、今の価値に換算すると3300円くらい。当時もやはり高い食事だった。ちなみに蕎麦やうどんは一杯16文、264円。

浮世絵に描かれた鰻は3点しか確認していない。葛飾北斎(1760~1849)が北斎漫画に描いた魚シリーズのなかに鰻もでてくる。鰻はこの1点だけでほかの作品には登場しない。思わずニヤッとしてしまうのが歌川国芳(1797~1861)の‘龍宮遊びさかなげいづくし’。

これは国芳お得意の戯画、龍宮にやってきた浦島太郎と乙姫を楽しませようと海の生き物たちが自慢の芸を披露しているところ。右端が鰻で木登りのパフォーマンスの真っ最中、その下では河豚の腹芸、蛸の三味線弾きがみえる。まったく愉快な絵。

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