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2015.07.22

海のイベント 潮干狩り、鮑とり!

Img_0001    葛飾北斎の‘潮干狩図’(重文 1808~13年 大阪市美)

Img_0003     歌川国芳の‘汐干五番内、四・五’(1818~30年)

Img      喜多川歌麿の‘鮑とり図’(1789~1801年 大英博)

Img_0002  鈴木春信の‘三十六歌仙権中納言敦忠’(1767~68年 ギメ美)

週末の水泳はもう長いこと続いている。暑い夏が少しはしのげるのは毎週水のなかにいるからかもしれない。小さいころも夏休みになると海やプールで泳いでばかりいたから、水泳とのつきあいはライフワークになっている。

江の島へふとでかけてみたい気持ちがあるが、隣の方の賛同が得られないのはわかっているので誘ったことは一度もない。熱海のMOA美へ行くときよく湘南海岸をクルマで走るが、道路の幅が広くなったとはいえこの時期は相当渋滞するのだろう。クルマは一体どこへとめるの?

山へ出かけることが好きな山派は大勢いると思うが、これに劣らず海で遊ぶのが楽しくてたまらないという人も多い。実際海へでかけことは今はないに等しいが、昔から200%海派。だから、浮世絵に描かれた潮干狩りなどは夢中になってみてしまう。

この海のイベントで一番気に入っているのは葛飾北斎(1760~1894)の‘潮干狩図’、これは重文に指定されているため普通の浮世絵展にはなかなかでてこない。だからお目にかかったのは2回だけ。構図のとりかたがじつに見事。近景、中景に人物の大きさを変えて巧みに配置し、遠景には船、そしてその先に山々を横に連ねている。北斎のこの画面の構想力は誰も真似ができない。

女性が大きく描かれている歌川国芳(1797~1861)の絵も強く印象に残っている。左の女性は着物の裾をたくしあげて‘さおー、あさりをたくさんとるからね’、気合十分といったところ。とったあさりは夜のご飯のおかずになるにちがいない。潮の香がしておいしそう。

喜多川歌麿(1753~1806)の‘鮑とり図’は昨年開催された‘大浮世絵展’で大収穫だった一枚。熟練の海女たちが鮑とりをする様子が生き生きと描かれている。変身の術を使ってこれをみている子どもになれれば楽しさはぐっと増す。

鈴木春信(1725~1770)も涼しい海の絵を描いている。これも大浮世絵展に出品された。少年が母親になにかしゃべっている。‘ほら今日は海藻や貝殻がいっぱいとれたよ、僕の腕もあがっただろう’とどや顔になっている感じ。

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