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2015.06.21

古典絵画に描かれた星座!

Img_0002_2ランブール兄弟の‘ベリー公のいとも豪華なる時祷書 5月の図’(1416年 コンデ美)

Img_0004        ‘7月の図’

Img_0001       ‘10月の図’

Img     ティントレットの‘銀河の起源’(1582年 ロンドン ナショナルギャラリー)

画集をながめていて一度はお目にかかりたいと強く思わせる絵画が古典絵画でも、近代に描かれた絵画にも相当数ある。そのなかにはなんとかやりくりすれば絵の前にたどりつけそうなものがある。だが、夢のままで終わることが確実にわかっているものが多いのも事実。

画集だけで楽しむほかないものの筆頭がランブール兄弟の彩装写本‘ベリー公のいとも豪華なる時祷書’、この貴重な写本で有名なのが冒頭を飾る月暦図、1月から12月まであるがここにあげたのは5月と7月と10月。この挿絵の連作を知ったのはもうずいぶん前のことだが、そのころはこれを所蔵するコンデ美(シャンティー)がどこにあるのか地理的なイメージがわかなかった。

その後、情報が入ってきてシャンティーへ行くのは難しいことはなく、コンデ美へも普通に訪問できることがわかった。だが、美術館へ入館したとしてもこの写本はみることができない。これがみれるのは美術の専門家のごく限られた人のみ。残念だがどうあがいてみても無理なものは無理。

どの月も半円の上の部分に星座がびっしり描かれている。10月の図では天秤座とさそり座、下の四角には宴を楽しむベリー公の姿(1月)、森へでかける貴族たち(5月)、農民たちが仕事をしている光景(7月、10月ほか)などが国際ゴシック様式で装飾性豊かに描かれている。

ティントレット(1519~1594)がギリシャ神話を題材にして描いた‘銀河の起源’は以前からお気に入りの一枚、天文学に心がむかいだした今、あらためてじっくりみてみるとティントレットの構想力のよさに感心してしまう。

女神ヘラの乳首を吸っている赤ん坊はヘラクレス、ヘラはこのヘラクレスが嫌い、‘ゼウスがアルクメネと浮気してつくったヘラクレスをどうして私が面倒みなくちゃならないの、冗談じゃないわ!’ まったくごもっとも。

こういうときはヘルメスが役に立つ。ヘルメスは乳をほしがるヘラクレスを寝ているヘラのところにつれていき、乳を吸わせる。そのときヘラクレスがあんまり強く吸ったので、ヘラは痛くて目をさましヘラクレスをふりはらった。そのとき乳がまわりにとびちった。そのヘラの乳が天の河になった。

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