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2015.06.20

星が好きだったゴッホ!

Img_0002     ‘星降る夜’(1888年 パリ オルセー美)

Img_0001 ‘夜のカフェテラス’(1888年 オッテルロー クレラー=ミュラー美)

Img     ‘星月夜’(1889年 NY MoMA)

宇宙に関心を持つようになってからいっそう好きになった絵がある。それはゴッホ(1853~1890)が描いた星の絵。そんな折り、‘美の巨人たち’がタイミングよくゴッホがサン・レミの療養所にいるときに描いた‘星月夜’を今日の一枚に取り上げてくれた。

この前、虹の絵を描いた画家に登場してもらったが、夜の星座が絵なることは極めて少ない。星を描く場合、絵の分類としては風景画になる。だが、夜の情景をモチーフにする画家は少数派。夜の画家としてすぐイメージするのはドイツロマン派のフリードリヒ(1774~1840)とあの‘叫び’のムンク(1863~1944)。

ところが、二人の絵には月が描かれることはあっても満天に輝く星々はでてこない。これに対して明るい南仏の地で傑作を次々に生み出したゴッホは夜の風景を3点描いている。どれもすばらしい作品だが、いずれも夜空にきらめく星がかきこまれている。

ゴッホがアルルに滞在していた1888年の9月に制作されたのが‘星降る夜’と‘夜のカフェテラス’、そして耳切事件の後移転したサン・レミで描かれたのが夜空を得体のしれない渦巻のような怪物が星々を引き連れて動き回っているような感じの‘星月夜’。

2年前、MoMAで久しぶりにみた‘星月夜’、ここでもゴッホの人気は高く大勢の人たちがこの激しい筆使いで描かれた糸杉や渦巻、そして11個の星に吸い込まれるようにみつめていた。この絵の前ではいつもぐるぐる回転する渦巻に目が釘付けになる。そして勝手な解釈をする。この渦巻はゴッホの魂なんだと。

星の数は11、ゴッホは明らかに創世記にでてくる11個の星はヨセフの兄弟たちをあらわすという話を意識している。これらの星は弟のテオや妹、そしてアルルで世話になった郵便配達夫ルーランとその妻たちかもしれない。ひょっとしたらゴーギャンも含まれている? どの星も大きく、生き生きしているのでそういう人たちの顔が浮かんでくる。

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