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2015.06.26

竹久夢二、小林かいち どちらがお好き?

Img_0001        竹久夢二の‘ツキノセカイヘノボルユメ’(1923年)

Img     竹久夢二の‘七夕’(1926年)

Img_0002      小林かいちの‘二号街の女’(1915~1930年)

Img_0003      小林かいちの‘闇の花’(1915~1930年)

昨年は竹久夢二(1884~1934)の生誕130年の節目の年だったこともあり、横浜そごうで回顧展が開催されTVの美術番組にも数回とりあげられた。

夢二とのつきあいはまだ20年くらいなのだが、この間幸運にも回顧展を6回くらい体験した。女性を中心に人気の高い画家だから、美術館で展覧会が開催される機会も多い。おかげで横山大観、上村松園、東山魁夷、棟方志功同様図録がどんどんたまっていく。

夢二は藤田嗣治とともに子ども絵の名手。子どもにとって夜空にきらめく星は願いをかなえてくれる神様のようなもの、だから少しでも近づきたい。映画‘ET’の日本版をみているようなのが‘ツキノセカイヘノボルユメ’、日本の大正時代にも子どもが主役を演じるこんなファンタジックな世界があった。

女性は大人になっても少女のころみた夢をもち続ける。そんなことを思わせる一枚が大正15年の婦人グラフ3月号の表紙を飾った‘七夕’、‘今年の願いはと、、なんといってもあのイケメン君とのことを書かなくちゃあ’、女性は恋をしているときが一番輝いている。

大正ロマンの象徴のような存在だった夢二よりひとまわり若いのが京都で活躍した天才デザイナー、小林かいち(1896~1968)。絵葉書のデザインとして描かれた‘二号街の女’は衝撃的な作品、このアールデコ調の表現には度肝をぬかれる。レンピッカがこの絵をみたら裸足で逃げたにちがいない。そして思っただろう。‘すごい日本人がいる!’と、このモダンさはエッジが立ちすぎるほど立っている。

星がたびたびでてくるかいちのデザイン、ギリシャのスタイルをした女性の切ない姿を描いた‘闇の花’もじわーっと心をゆすぶる。これまで小林かいちの回顧展を2回みたが、またみたくなった。

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