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2015.06.01

作庭家 重森美玲!

Img     東福寺 本坊庭園南庭

Img_0001     東福寺 市松模様の庭

Img_0002    国宝‘東福寺龍吟庵’の庭

Img_0003     東福寺光明院 波心庭

日曜美術館をみるようになって長い年月がたつ。だから、とりあげる内容がどういう思いで企画されたのかがおおよそわかる。一番多いのが今話題の展覧会を紹介するもの。その展覧会が出かけることになっている場合は格好のガイダンスの役目を果たしてくれる。そのため目にも力がはいる。

こういう情報が即役立つものがある一方で、このタイミングでなぜこの作家なの?というのもある。5月に登場した作庭家、重森美玲(1896~1975)はそんな思いが強かった。美玲のつくった庭を番組の司会者でもある俳優の井浦新、ジャズミュージシャンの菊池成孔、そして作家の高橋源一郎が訪ねるという趣向。

すぐにピントきた。井浦新は昨年2回にわたって南禅寺界隈の別荘群にある庭をめぐっている。この流れで井浦は番組スタッフに‘東福寺にある重森美玲さんのつくった庭もじっくりみたいな’と言ったのだろう。勝手な推測だがそれでこの番組ができあがった?

東福寺で美鈴が手がけた枯山水の庭をみた。もう随分前のこと。まるで竜安寺の枯山水の庭をみているようだった。まさに日本の美が現代に蘇ったという感じ。これはとても深く心が静まる空間、理想をいえば年に一回くらいはこういうところに身を置いてみたい。

裏側にあるという石と苔でできた市松模様が目を惹く庭はその存在を知らなかった。ここはいつ出かけてもみれるのだろうか?ダメなような感じもするが、いつかこの目でという思いが強い。

そして、サプライズの庭がでてきた。国宝‘東福寺龍吟庵’の庭。東福寺に国宝の庵があったとは!まず目が集中するのは竹垣に表現された稲妻。そして、その後ろでは龍が庭一面に舞っていた。これは是非お目にかかりたい庭、でも、ここも普段は非公開のような気がするから実現は難しそう。

東福寺光明院にある波心庭には石がたくさん置かれている。重森がつくった設計図をみると左上の3つの石から放射状に線が引かれており、それに沿って石が並べられている。だから、ビジーな感じがしない。‘永遠のモダン’をつくりだすことに精進した重森美玲、こうした現代の古典ともいえる庭の傑作をひとつひとつ見て歩きたくなった。

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