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2015.06.23

幻想的な星の絵なら象徴派!

Img_0001     デルヴィルの‘死せるオルフェウス’(1893年)

Img_0003     ヌンクの‘夜の天使’(1894年 オッテルロー クレラー=ミュラー美)

Img  ロセッティの‘ダンテの愛’(1860年 ロンドン テート・ブリテン)

Img_0002       ミュシャの‘プリンセス・ヒヤシンス’(1911年)

天体観察を趣味にしている人は大勢いる。そのなかには高校生のとき天文部に入って望遠鏡を夜空にむけ惑星や星々の動きをつぶさに観察していた筋金入りの天文マニアがいることだろう。

最近‘天文年鑑’というものがあることを知った。一年12カ月のうち、何月何日の夜何時から何時までは木星がみれるとか、惑星の動きが一目でわかるようになっている。星座についてはアバウトだが、夏の北の空にみえるといった具合にわかる。魅惑的な星座に目を奪われがちだが、木星とか土星だってしっかりみれる。いつか探してみたい。

宇宙船に乗って星々をながめることになったら、幻想的な星の絵を思い浮かべたい。そんな絵が一枚ある。ベルギー象徴派のデルヴィル(1867~1953)が描いた‘死せるオルフェウス’、この絵を2004年‘ベルギー象徴派展’(Bunkamura)でみたときは完璧にKOされた。

死んだ妻の再生に失敗したオルフェウスはショックのあまり女性を近づけなくなる。これが気性の激しいトラキアの女たちの機嫌をそこね八つ裂きにされてしまう。川に投げ込まれたオルフェウスの首と竪琴は海を漂流しレスボス島に流れ着く。そして神々によって救われ、竪琴は天空で琴座になった。

画家のなかで夜景画を得意とするのは少数派、そのひとりヌンク(1867~1935)の‘夜の天使’はかなりゾクゾクっとする絵。円をつくるように空を飛ぶ天使の背景に描かれた星の情景がじつに神秘的。これがヌンクの代表作。

ロセッティ(1828~1882)とミュシャ(1860~1939)の作品は二人のデザイナーとしての高い才能が発揮されている。‘ダンテの愛’では対角線で分割された右半分の画面が星の模様でうめつくされている。そして‘プリンセス・ヒヤシンス’のモデルは花で装飾された星の冠をかぶり正面向きのポーズをとっている。ここでも後ろの円にデザイン化された星座がみえる。

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