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2015.05.14

人気沸騰の‘鳥獣戯画展’!

Img     国宝‘鳥獣戯画 甲巻 弓で的を射る兎’(13世紀)

Img_0001     国宝‘鳥獣戯画 丙巻 首引き’(13世紀)

Img_0003     国宝‘華厳宗祖師絵伝 義湘絵’(13世紀)

Img_0002     国宝‘仏眼仏母像’(12~13世紀)

現在東博で開催されている‘鳥獣戯画展’(4/28~6/7)は開幕以来連日大勢の人を集めているようだ。猿や兎や蛙がでてくる鳥獣戯画は美術の教科書で一度は目にしたことのある絵巻であり、漫画の原点みたいなものだから特別親しみを覚える。だから、長い行列ができてもこの絵だけはみておこうという気になる。

GWの前に足を運んだが、甲巻の前にたどり着くのに2時間かかった。この絵巻が修復によりきれいによみがえったことを日曜美術館で詳しく取り上げていたから、以前より目に力が入る。もっともひきつけられるのはやはり甲巻。兎と蛙が弓で的を射るのを競う場面をしっかり楽しんだ。勝負ごとはどの種目でもそれをやっている者は神経をピリピリさせるもの、兎と蛙の動きにはそれがよく現れている。

人物が登場する丙巻は風俗画の魅力が満ち々ている。思わず口元がゆるむのが若い僧と年とった尼が行っている首引き、綱引きなら小さいころ学校の運動会でやったが、こういう首にひもをひっかけてやるものはいつごろまで行われていたのだろうか、

今回会場で展示を知ったのが‘華厳宗祖師絵伝 義湘絵’、4巻が全部でているのだからびっくりした。これは数ある絵巻のなかでもMyお気に入りのベスト3に入れているもの。これまで3回お目にかかったが、最初から最後までみたのははじめて。すばらしい!

最大の見どころは義湘に恋した善妙が海に身を投じて龍になり義湘の乗った船を支えて新羅まで行くところ、見事な線描と明るい彩色により表現された海原をダイナミックに進む龍の姿と波のうねりが心を強く打つ。後期(5/19~6/7)には‘元暁絵’がこれまた全部展示される。こちらも見逃せないので再度足を運ぶことにしている。

もうひとつ仏画の傑作がでている。‘仏眼仏母象’(前期4/28~5/17)、とにかくこの展覧会は高山寺の至宝があそこにもここにもあるという感じ。鳥獣戯画だけみておわりではもったいない。甲巻だけで体は疲れるだろうが、これをみたあと少し休憩をとりほかの作品にも目をむけてみると楽しみがさらに増す。

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