青森市の棟方志功記念館!
先週の土曜日に放送された‘美の巨人たち’は棟方志功(1903~1975)の‘飛神の柵’が今日の一枚だった。棟方志功の大ファンだからどんな話をしてくれるのかと期待していた。そして、このタイミングで志功を取り上げるということはどこかの美術館で回顧展が開催されているのかなと思ったりもした。
番組スタッフが出かけたのは青森市にある棟方志功記念館、今年は美術館が開館してから40周年という節目の年。だから、‘久しぶりに棟方でいこう!’となったのかもしれない。ちなみに2012年4月のときは‘富嶽頌’。
棟方志功記念館を訪問したのは弘前で奈良美智のA to Z展があった2006年、東北自動車道を長い時間走りはじめて青森の地に足を踏み入れた。青森市で一泊し翌日ここと青森県美、そして三内丸山遺跡に出かけた。奈良美智の作品をみたい一心で本州の北の端まで行ったが、おかげで大好きな志功の絵がみれ、縄文文化の三内丸山遺跡も体験することができた。今からふりかえると大変充実した青森旅行だった。
‘美の巨人たち’が制作した‘飛神の柵’誕生の物語はとてもおもしろかったが、この絵を9年前記念館でみたという記憶がなく、購入した図録にも載ってない。以前お目にかかったのは鎌倉の棟方板画美が所蔵するもの。
よくわからないが、現在は青森の記念館も展示しているのだろうか?
お気に入りの一枚‘花矢の柵’は現地ではどういうわけか展示されてなく残念な思いをひきづっていたが、嬉しいことに2,3年前平塚美で棟方志功展がありリカバリーが叶った。まさに、待てば海路の日和あり。
記念館で目に焼きついているのが女性の赤いほっぺが印象的な‘門世の柵’、魅力にあふれるこの女性画シリーズを勝手に志功型美人図と呼んでいるが、対面するたびにいい気分になる。
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