発見が加速する系外惑星!
BSプレミアムの科学番組‘コズミック フロント’は今年から‘コズミック フロント NEXT’に変わった。前のものは興味のあった2本を除いてほとんどみてなかったが、新しいシリーズになってからは月末に購入するTVガイドで念入りに番組の内容をチェック、関心の高いものはみるようにしている。
先月興味津々でみたのは系外惑星にフォーカスした‘ミステリー 地球に最も似た惑星’、太陽系以外の恒星をまわっている惑星が今加速度的に発見されているという。NASAは今年の1月、宇宙望遠鏡ケプラー(2009年3月打ち上げ)によって発見された系外惑星の数が1000を超えたと発表した。そして、4月現在で世界で発見された系外惑星は2000に迫っている。
この番組でわかったことで衝撃的なのはこの宇宙に地球型の惑星が数多く存在していること。そのなかで研究者たちがとくに関心を寄せているのは地球より数倍程度大きい岩石惑星、‘スーパーアース’、この惑星では地球と同じくらいの大きさの惑星より生命の存在に適している可能性があるという。
カナダのトロント大学の女性博士の行った分析がとても刺激的、スーパーアースでも地球と同じように地球内部のマントルが循環しておこるプレートテクトニクスがおきているという。
最近の研究ではこのプレートの循環が地表の温度を安定させ生命の維持に欠かせない物質、とくに炭素の供給をつかさどることがわかってきた。プレートテクトニクスのおかげで生命が進化できるだけの長い時間、地球は安定した環境を保っていられた。
スーパーアースでもこれと同じ条件が整っているという。となるとこの惑星にも生命が存在する?昔は火星に生命がいるかどうかを議論をしていたのに、今は太陽系をとびこえてほかの恒星をめぐる惑星における生命の存在の可能性が真剣に論じられるようになった。系外惑星発見のニュースが飛び込んでくると強く反応するようになりそう。
なお、‘ミステリー 地球に最も似た惑星’は6/4(木)午後3時に再放送される。
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