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2015.04.20

二度目の‘若冲と蕪村’展!

Img 伊藤若冲の‘河豚図’(1793年)  与謝蕪村の‘鯉図’(18世紀)

Img_0001     伊藤若冲の‘双鶴・霊亀図’(18世紀 MIHO MUSEUM)

Img_0002           与謝蕪村の‘双馬図’(1760年)

Img_0003     与謝蕪村の‘倣銭貢山水図’(1766~68年)

サントリー美で二度目の‘若冲と蕪村’(3/18~5/10)を楽しんだ。出品作を全部みるためには三回の出動が必要だが、今日は二回目のタイムリミット。朝10時半くらいに入館すると、すでに大勢の人がいた。伊藤若冲(1716~1800)、そして与謝蕪村(1716~1783)、江戸絵画のスター絵師の絵が一緒にみれるのだからこれほど贅沢な展覧会はない。誰だって足を運んでおこうという気になる。

図録で狙いの作品はあたりをつけていた。一番みたかったのは若冲の‘河豚図’、府中市美で河豚と蛙が相撲をとっている絵にお目にかかったばかりなので、この河豚にもぐっと引き込まれる。河豚がどんな泳ぎ方をするかは水族館に縁がないためイメージがわきにくいが、河豚は上のほうへ泳いでいる。こういう丸い形だから、ゆらゆらと動くのだろう。隣に飾ってある蕪村の‘鯉図’もなかなかいいので、二つを交互にみていた。

すでにみたことのある若冲で思わずじっくりみたのは‘双鶴・霊亀図’、視線が集中するのは正面を向いた亀の鋭い目と鶴の卵型の胴体、亀はみどころが多い。目のほかにも尻尾の黒の強さ、甲羅の六角形、内側はどれも筋目描きにより無数の六角形ができている。そして、指をつつんでいる皮膚の描写がなんとも細かい。丸い墨の点は手前は大きくし奥にいくほど小さく描いている。若冲は感心するほど生き物をしっかりみている。

蕪村は複数の馬がたわむれるところをよく描く。はじめてお目にかかった‘双馬図’は二頭の馬と木々を造形として響き合わせるというおもしろい絵。じっとみていたら誰でも気づくが、首を互いに絡み合わせている馬の上では二本の木はX字のようにクロスしている。そして、左に立っている木でも一部の枝を無理やり曲げ枝と枝が交差する形をつくっている。蕪村は形の面白さを馬と木でコラボさせてみせたかったのかもしれない。これははっとさせるほどモダンな発想。

何年か前京博でみた‘倣銭貢山水図’にも大変魅せられた。とくに見入ってしまうのは何か安心してみていられる構図のよさと木々の細かな筆致、そして目に心地いいい濃淡のきいた緑。何度みても足がとまる。

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