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2015.04.28

アートに乾杯! 虹を描いた画家たち(2)

Img_0003 パオロの‘世界の創造と楽園追放’(15世紀 NY メトロポリタン美)

Img_0002 ハントの‘キリストと二人のマリア’(1897年 南オーストラリア州美)

Img_0001     ミレーの‘春’(1868~73年  パリ オルセー美)

Img シニャックの‘オンフルールの港口’(1899年 インディアナポリス美)

古典絵画の宗教画に虹が描かれたものはこれまでみたことがないが、明らかに虹をイメージしたものが一枚だけある。それはNYのメトロポリタン美にあるパオロ(1400~1482)の‘世界の創造と楽園追放’。

左でケルビムの雲に乗っている神が指さしているのは新しく創造した天地、山や川をとりかこんでいる太陽や火、星などが赤や青の円で囲まれている。虹が描かれているのではないが、宇宙の太陽や星が地球を回る様子を虹を借りて表現している。

同じく虹を宗教画に取り入れたのがラファエロ前派の画家ハント(1827~1910)、‘キリストと二人のマリア’ではキリストの後ろの光背を円に変えた壮大な虹で表している。ちょっと戸惑うくらい大げさな光背、これは誰がみても虹。この図案化された虹の印象は強烈で今でも目に焼きついている。

まだ縁のないのがミレー(1814~1875)の‘春’、何度も訪れたオルセーでどういうわけか二重虹が描かれた絵に会うことができない。不思議なのだが、常時展示されてないのだろうか?次にオルセーへ行くことがあったら、真っ先にこの絵に突進することを決めている。

印象派の画家たちはほとんど虹を描いていない。例外はシニャック(1863~1935)、一点あった。今年1月東京都美で開催された‘新印象派展’に出品された‘オンフルールの港口’。海の上の空にかかる虹が力強く描かれている。

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