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2015.04.21

横浜高島屋でも琳派展!

Img_0001     尾形光琳の‘宇治橋図団扇’(18世紀)

Img_0002     酒井抱一の‘鹿楓図団扇’(19世紀)

Img     中村芳中の‘白梅小禽図屏風’(18~19世紀)

Img_0003           神坂雪佳の‘金魚玉図’(20世紀)

今年は琳派イヤー、1月日本橋三越で箱根の岡田美の琳派コレクションが公開され、根津美では4/18から‘燕子花と紅白梅’(4/18~5/17)がはじまった。そして、横浜でも高島屋で今‘細見美 琳派のきらめき’(4/15~4/27)が行われている。

京都の細見美が所蔵する俵屋宗達や尾形光琳、酒井抱一らの作品はかなりみているが、美術館がつくった琳派だけの図録に載っているものでまだみてないのが少し残っている。たぶん、ここにある作品をどっともってくるのだろうとふんで出かけてみた。果たして、読みはズバリあたった。おかげでかぎりなくコンプリートに近づいた。

一番のお目当ては尾形光琳(1658~1716)の宇治橋を絵柄にした団扇、橋の下には国宝‘紅白梅図屏風’で見慣れた流水が描かれている。だから、なにか特別な絵のように思えてくる。じつはこれをみるのが目的だった。だから、隣にあった‘栁図香包’はさらっとみてほかのところへ移動した。

細見コレクションでお気に入りの一枚が酒井抱一(1761~1828)の鹿と楓の団扇、表が鹿で裏が楓、いつも魅せられているのが鹿の首からおしりまでのびる墨の線。この曲がり具合がなんともいい。一見すると鹿のシールを団扇にぺたっと貼った感じだが、この曲線により立体的な鹿になっている。

酒井抱一と鈴木其一、そして中村芳中(?~1819)を沢山もってることで有名な細見の琳派コレクション、だから、抱一ファンで千葉市美で開催された‘酒井抱一展’(2011年)を見逃した人にはこの展覧会は楽しいかもしれない。抱一のお宝全部見せますという感じだから見ごたえがある。そして、芳中も代表作の‘白梅小禽図屏風’をはじめいいのがずらっとでている。

神坂雪佳(1866~1942)のユーモラスな金魚の絵が心をとらえてはなさない。琳派のDNAを受け継ぐ雪佳の絵はそのソフトでやさしい琳派の趣が特徴、真正面から描かれた金魚の姿はじつに可愛らしく、若冲の河豚の絵とも強く共振する。

デパートで行われる展覧会は会期がとても短い、4/27まで開かれている。

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