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2015.04.13

ズームアップ 名作の響き合い! 2011年

Img     草間彌生の‘ミラールーム 生命の輝きに満ちて’

Img_0002     ミヤケマイの‘知恵の実’

Img_0003     植木寛子の‘愛と音楽の神イシス’

Img_0001     新宮晋の‘宇宙の鏡’

草間彌生(1929~)が80歳をこえてなお精力的に創作活動を続ける様子が正月のBSプレミアムに映し出されたとき、ひとつ驚くことがあった。2011年の5月マドリードからスタートした最新作の回顧展はNYのホイットニー美で終了したものと思っていたら、なんとさらに続き南米6都市を巡回していた。

サンパウロの美術館では多くの美術ファンが無限に繰り返される水玉模様や赤や青や黄色の鮮やかな原色が目に飛び込んでくる画面を釘付けになってみている。今やクサマの絵画や彫刻は世界中のアートシーンに浸透しつつある。

‘ミラールーム 生命の輝きに満ちて’のような鏡や電飾を使ったインスタレーションをはじめて体験したのは2004年東近美で行われた回顧展、3mのミラーボールがまわる部屋はラスベガスのショーを楽しんでいるような感じだった。

普段はほとんど縁のない女性現代アーティストのなかで関心を寄せている数少ない作家が束芋とミヤケマイ。4年前留学先のパリから帰ってきたミヤケマイの作品を偶然、Bunkamuraのギャラリーでみつけた。目玉が‘知恵の実’、お河童髪の少女が左の角っこに顔を出し、右上には林檎がみえる。そして、落下した林檎は絵の前の床にいくつも転がっている。可愛くてちょっと思索的。また、ミヤケマイの作品をみたくなった。

ガラスア―ティストの植木寛子(1978~)は才能にあふれている。サントリー美で開催された‘あこがれのヴェネチアン・グラス’に大変魅力的な作品が飾られていた。ガラスでつくったイシスの像、目が慣れているコップとか皿、杯の横にこうした人物の像が姿を現すと思わず足がとまる。しげしげとみていた。

田んぼをわたる風が新宮晋(1937~)の‘宇宙の鏡’を動かしている。宇宙や自然を映す鏡がこうしたのどかな景色のなかで自然と一体となった人々の暮らしを実感させてくれる。

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