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2015.04.10

若冲の‘河豚と蛙の相撲図’にご機嫌!

Img     伊藤若冲の‘河豚と蛙の相撲図’(18世紀後半)

Img_0001     谷文晁の‘猿蟹図’(1836年)

Img_0002     司馬江漢の‘猫と蝶図’(18世紀後半 府中市美)

Img_0003     長沢蘆雪の‘遠望松鶴図’(18世紀後半)

練馬区美のあと目指したのは‘動物絵画の250年’の後期(4/7~5/6)がはじまった府中市美。この日はとても寒く雨も降っていたのでバスがよかったのだが、乗り継ぐタイミングが悪かったため美術館まで歩いた。

お目当てはズバリ伊藤若冲(1716~1800)の‘河豚と蛙の相撲図’!図録で200%KOされみたくてしょうがなかった。がっぷり四つに組んだ蛙と河豚、力士が相撲をとっている姿と変わらない。若冲がこんなユーモラス動物戯画を描いてくれた、拍手々!この絵は2013年ここで開催された‘かわいい江戸絵画’がはじまる直前に発見され、急遽出品されたらしい。そして今回再登場となった。府中市美は本当に愛すべき美術館。

谷文晁(1763~1840)の‘猿蟹図’も夢中にさせる一枚、猿蟹合戦は桃太郎などとともに小さい頃インプットされた定番の物語。肥満児のように太った猿はこれから蟹とずる賢い交渉をするのだろう。蟹はいかにも気が弱そう。

司馬江漢(1747~1818)は後期に府中市美にある3点が出品されたが、‘猫と蝶図’を長くみていた。振り返る猫がじっと見ている蝶の細密な描き方に視線が集まる。中国や朝鮮で猫が蝶との組み合わせで描かれた理由がつかめないが、女性のイメージからきたのだろうか。じっとみていると加山又造の猫の絵にも蝶が舞っていたのを思い出した。

長沢蘆雪(1754~1799)がよく描いた動物や鳥というと、仔犬、虎、亀、雀、鶴。後期のお目当てはグライダーのような鶴を描いた‘遠望松鶴図’、立っている鶴はどうもぐっとこないが、飛翔する鶴の形は爽快感がある。でも、二羽はちょっと寂しい、もう一羽いてもよかったかなと思う。

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