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2015.04.08

待望の‘小林清親展’!

Img     ‘東京新大橋雨中図’(1876年 渡邉木版美術画舗)

Img_0001     ‘高輪牛町朧月景’(1879年 練馬区美)

Img_0002     ‘今戸夏月’(1881年 千葉市美)

Img_0003     ‘橋場の夕暮’(1880年 静岡県美)

今日は冬がもどったような寒い一日だったが、予定通り‘小林清親展’(4/5~5/17)をみるために練馬区美を訪問した。西武池袋線の池袋駅は地下ができており改札を通って上の電車乗り場へ階段で上がるようになっていた。2年前くらいにできた?

小林清親(1847~1915)の光線画をはじめてみたのは横浜美、数点展示してあったがとくに印象に残っているのは舟や人物の影と揺らめく水面に視線が釘付けになる‘東京新大橋雨中図’、広重の‘名所江戸百景’に刺激を受けた清親は文明開化が急ピッチで進む明治の東京の光景を光と影と使って描き新しい風景版画を生み出した。5年にわたって描き続けた‘東京名所図’は全部で93点、今回傑作が数多くでている。

‘高輪牛町朧月景’は日本の鉄道史を語るときに必ずでてくる絵。2月小林清親をとりあげた日曜美術館でここに描かれている蒸気機関車はアメリカのもので実際に新橋・横浜間を走っていたイギリス製の機関車ではないことを知った。見栄えのする機関車のほうを清親は選んで創作していた。

光の描写がなんといっても清親の魅力、日曜美術館で紹介された作品のうちチェックしていたのが‘今戸夏月’、石油ランプで照らしだされた女性の顔をじっくりみた。絵画の楽しみの源は色彩の輝きと光の表現なので、この絵は即お気に入り絵画の仲間入りをした。

また‘橋場の夕暮’も心を揺すぶる。構図がすばらしく、虹が空にかかる角度が独特で構図のよさをいっそう引き立てている。そして、その虹がでている方向に向かって進む舟、横にのびる水平線が広々とした光景を生み出し、斜めに動く舟と円を描く虹が奥行きをつくっている。長いことみていた。

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