千住博と杉本博司の光琳アート!
2週間前に放送された日曜美術館の‘光琳は生きている’を興味深くみた。琳派に大接近する特別展‘燕子花と紅白梅’が熱海のMOA美で開催されたのは2/4~3/3、そして今日からは根津美でパート2(4/18~5/17)がはじまった。出動はもう少したってからにする予定だが、初日から多くの美術ファンが押し寄せたにちがいない。
光琳の代表作、‘燕子花図屏風’と‘紅白梅図屏風’が向かい合わせになってみれるのだから究極の琳派展であり大アートイベント。だから、日本人だけでなく日本の美術に熱い視線をよせている外国人もこの展覧会に注目しているのではなかろうか。琳派が好きな人がとにかく多いから根津美では入場規制も予想される。
日曜美術館に登場した千住博(1958~)もMOAで開かれた展覧会をみるためNYからわざわざやって来たらしい。‘燕子花図’を意識して制作した新作‘Ryujin’は24mの大きな屏風、千住はおもしろいことをいう、‘光琳が今生きていたらこの美しい蛍光塗料を使っていた!’、光琳の美意識は千住のアート魂のなかにしっかり受け継がれている。
MOAに出かけなかったことをちょっぴり後悔させたのが、写真家杉本博司(1948~)の‘月下紅白梅図’、これは鑑賞欲を刺激する。リカバリーする機会がないものだろうか、例えば今秋千葉市美で開催される‘杉本博司展’(10/28~12/23)、ここに出品されると嬉しいのだが、ミューズにお願いすることにした。
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