木喰の愛らしい微笑仏!
円空(1632~1695)と木喰(1718~1810)の木彫仏を一緒にならべる展覧会は2008年東博であった‘対決 巨匠たちの日本美術’でも体験した。このとき木喰は14体でてきた。今横浜のそごうに集結しているのは114体。
はじめて木喰の仏像をみたのは日本民藝館。ここにある微笑仏をみていっぺんに木喰に嵌った。どれもいいが最もお気に入っているのが‘地蔵菩薩’、頬っぺたをまるくふくらまして満面の笑みをうかべる姿に200%魅了されている。こんなに嬉しそうな顔をした仏さんがほかにあっただろうか。
‘薬師如来’さんにもニコニコしてもらった。愛嬌のある団子鼻に細い目と厚い唇口、このやさしいお顔をみたら明日からの人生が楽しくなる。生きる勇気をもらえる仏像に会えるのは幸せなこと。
初見のものが沢山あったが、思わず足がとまったのは頬に手をあててすましたポーズをとる‘如意輪観音菩薩’、忘れられない仏像になりそう。大きな収穫だった。
‘不動明王’は円空も木喰もつくっている。木喰のものは5体、いずれも火焔光背があり、その忿怒の形相は迫力満点。そのなかでは山口市のお寺からやって来たものがいい。体型は赤ちゃんのようだが、目だけはぎょろっとして真剣に怒っている。‘悪いことをしたら許さないからね’、といわれている感じ。
円空、木喰にまた惚れ直した。ミューズに感謝!
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