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2015.03.28

久しぶりの‘インドの仏’展!

Img  ‘法輪の礼拝’(シュンガ朝 紀元前2世紀頃 パールフット 砂岩)

Img_0001     ‘仏頭’(クシャーン朝 2世紀頃 ガンダーラ 漆喰)    

Img_0003     ‘仏坐像’(クシャーン朝 2世紀頃 ガンダーラ 片岩)

Img_0002     ‘仏立像’(グプタ朝 5世紀頃 サールナート 砂岩)

インドはこれまで2回訪問したので、インドの地図はおおよそ頭に入っている。まだ縁がないのが東インド、その中心がコルカタ、昔はカルカッタといっていた。ここにあるコルカタ・インド博物館(1814年創立)は有名な美術館であることは以前から情報として入っていた。

だから、この美術館が所蔵する仏像などで構成される‘インドの仏’展(東博 3/17~5/17)への期待値はことのほか高い。作品約90件は表慶館で公開されている。入ってすぐのところにいきなりこの美術館の至宝が現われた。

インド中部、パールフット遺跡から出土したインド仏教美術の黎明期につくられた欄楯(らんじゅん)浮彫、今回5点でており‘法輪の礼拝’はそのひとつ。ブッダの存在を表した法輪はしっかり力強く彫られている。6年前サーンチーのストゥーパの周りを囲む欄楯を熱心にみたことが思い出された。

うっとりながめていたのがガンダーラの仏像‘仏頭’、これほど美しい顔をしたブッダは2003年広島で体験した‘パキスタン・ガンダーラ&インド・マトゥラー 彫刻展’でもお目にかからなかった。また。‘仏坐像’も心を打つ傑作、噂には聞いていたがコルカタ・インド博のコレクションは一級品揃い。

最初に出迎えてくれる‘仏立像’はグプタ朝の時代サールナートでつくられたもの。静かな表情と体のラインをうつしだす無紋の衣が目に焼きついた。ブッダの慈悲の心を感ぜずにはいられない。

今月は以前ビデオ収録した‘ブッダ最期の旅’(案内人五木寛之 2007年 BSプレミアム)をみてブッダの物語に深く傾倒している。そして、岩波文庫の‘ブッダ最後の旅’を購入した。だから、この展覧会では一点々敏感に反応する。まさに脳が本気になっている。

ブッダに関心がある方のためにひとつ情報を、Eテレの‘100分de名著’では4/1(水)から‘ブッダ最後のことば’(4回 10:00~10:25)がはじまる。‘般若心経’もよくできていたから、これも期待できそう。

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コメント

いづつやさんのブログを拝見して、私も行ってみました。

実は、去年の国宝展などを除き仏像だけの展覧会に行ったのは、薬師寺蔵の日光・月光菩薩像を展示した7年ほど前の東博での展覧会以来でした。そしてインドの仏像は、これまで東博の常設展で見た経験があるに過ぎません。

というわけで、『インドの仏展』は、私には新鮮でした!

同じインドでも違った王朝あるいは地域で、ずいぶん仏の顔や表情が違うものですね。クシャ―ン朝の仏座像は、私も惹きつけられました。この作品は、腕の筋肉の表現など確かにギリシャ・ローマ彫刻風の人体表現ですね。

一方、グプタ朝の仏立蔵に見られる、丸みを帯びた曲線からなる人体表現は、大半のインドの仏像に受け継がれたように見えました。

仏や菩薩の像は、表情が柔和なものに癒されます。

これを機に、仏像のよさがもっとわかるようになれれば、と思っています。

ご紹介ありがとうございました。

投稿: ケンスケ | 2015.04.09 22:20

to ケンスケさん
インドから本場の仏像がやってくるのは滅多にない
ことですから、東博に大きな拍手です。とくに感激
したのは最初に飾ってあった浮彫です。これはブッダ
の本によくでてきますから本当に有難い展示です。

3度目のインド旅行にでかけるきっかけになるかも
しれません。

投稿: いづつや | 2015.04.10 01:01

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