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2015.02.17

ズームアップ 名作の響き合い! 1983年

Img_0002     アネット・メサジェの‘キマイラ’(パリ ポンピドー)

Img_0001     ジョーンズの‘思念競争’(NY ホイットニー美)

Img_0003     有元利夫の‘雲を創る人’

Img     バゼリッツの‘信仰の人’(NY メトロポリタン美)

女性現代アーティストで心にとまっているのは3人、ニキ・ド・サンファル(1930~2002)、アネット・メサジェ(1943~)、そしてマリーナ・カポス(1972~)。個展をみていっぺんにファンになった。

メサジェの作品をはじめてみたのは2008年、森美でポンピドーのコレクションによる回顧展。新聞の切り抜きやぬいぐるみや動物の剥製を使ったインスタレーションなど刺激的な作品がいろいろ並んでいた。手法はピカソがはじめたコラージュをぐんと進化させたもの。

ここで表現されたキマイラはギリシャ神話本に載っているライオン、山羊、毒蛇の3つの顔をもつ怪物とは違って、コウモリ人間のよう。顔が覆面レスラーをイメージさせその不気味さがちょっと怖い。

ジョーンズ(1930~)の‘思念競争’もコラージュ作品。ジョーンズの浴室の壁に描かれているのは中央がモナリザ、左が髑髏、そして左の人物はジョーンズを世に送り出した画廊主の若いころの姿。ホイットニー美にでかけたとき展示してあればいいのだが。

有元利夫(1946~1985)が亡くなる2年前に描いた‘雲を創る人’はみた瞬間目が点になった。すぐ思い浮かんだのがマグリットの雲、手にもつガラスに映っているのは空に浮かぶ雲の一部。大きなガラスで覆われた空に飛んで行って素早く矩形に切り取ってきた感じ。静謐な画面のなかにシュールな気分を紛れこませた有元の創作力に200%感心した。

バゼリッツ(1939~)の逆さま画、モチーフは‘信仰の人’、慣れてくると絵をぐるっと回転させなくてもどんな人物が描かれているかアバウトにイメージできるようになってくる。灰色や薄青と黒の組み合わせがいいので絵に力強さがある。

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