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2015.02.08

ズームアップ 名作の響き合い! 1980年

Img  リチャード・ロングの‘赤いスレートの円’(NY グッゲンハイム美)

Img_0001     エドゥアルド・チリーダの‘土 XLI’

Img_0002     マッチンスキー&デニングホフの‘シュトルム’(彫刻の森美)

Img_0003     ローゼンクイストの‘無題’(NY MoMA)

リチャード・ロング(1945年~)はトニー・クラッグと同じイギリスの美術家、ともに床や地面の上にものを置いていき作品をつくっていく。ロングの場合、サークルのなかに敷きつめるのは形が不ぞろいの大小の赤いスレート。

ロングは自然の石なども用いてサークルをつくることが多いが、これは勝手な想像だがイギリスの南部にある古代の遺跡、‘ストーンサークル’とコラボさせているのかもしれない。日本の‘もの派’は理屈っぽいアートで固まっているが、ロングのスレートや石をならべる作品は自然とのかかわりを抽象的だがシンプルに表現している感じ。

2006年に神奈川県近美でスペインの現代彫刻のビッグネームであるエドゥアルド・チリーダ(1924~2002年)の回顧展があった。野外彫刻の分野で大変有名な人物であることは制作した作品を映したビデオをみて即納得。そして、それをみながら目を惹くオブジェをめぐるスペインの旅もおもしろいかなと思ったりした。

彫刻作品の展覧会ではもってこれるものは部屋の広さにあわせないといけないから、大きな作品に発展する原型のようなものが並ぶ。不思議な魅力を放っているのがテラコッタの‘土’、ピースとピースの組み合わせ方がキトラ古墳の外壁にみられるものと似ているのが興味深い。

存在感のある造形が目を見張らせる‘シュトルム(暴風)’はドイツの二人の彫刻家、マッチンスキーとデニングホフの合作によるもの。デニングホフは女流彫刻家、タイトルは暴風となっているが、そのイメージはあまり感じず、すぐ思いつくのは海の珊瑚。お土産屋で売っているサンゴの置物はよくこんな形をしている。

朝食に食べる卵かけご飯が嫌いな人が世の中にはいる。隣の方もこれがダメ、だから、ローゼンクイスト(1933年~)がボールに入った卵を半袖シャツと一緒に描いた作品への反応はとても悪い。

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