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2015.02.24

ズームアップ 名作の響き合い! 1989年

Img_0003         ウングワレーの‘エミューの女’

Img_0002     堂本尚郎の‘臨界:春’(セゾン現美)

Img_2     ブルース・ナウマンの‘吊るされた頭部’(NY MoMA)

Img_0001     アネット・メサジェの‘私の願い’(パリ ポンピドー)

オーストラリアにアボリジニという先住民がいることは前々から知っていた。驚いたのはそのアボリジニのお婆ちゃんが描いた素朴で生き生きした抽象絵画。画壇で話題をさらったお婆ちゃんの名前はエミリー・ウングワレー(1910~1996)。

ウングワレーの作品をはじめてみたのは2008年国立新美で開催された回顧展、ここに衝撃的な作品が待ち受けていた。そのひとつが79歳のとき描いた‘エミューの女’、赤や黄色、そして黒の小さな点を並べてつくられる形は大きな目をしたトンボのようでもあり、シダが沢山重なったようにもみえる。これには200%KOされた。

ウングワレーと比べると堂本尚郎(1928~2013)の抽象表現には隙がない。奥行きのある四角形の空間があり、中央の小さな穴から薄い青の紙切れが勢いよくこちらにでてくる感じ。春の到来を告げているよう。

ブルース・ナウマン(1941~)の意表をつくインスタレーションは11年前森美で行われた‘モダンってなに?’でお目にかかった。絵画作品にもバゼリッツのように人物を逆さまに描く作家がいるが、ナウマンは頭部をふたつ吊るしている。黄色と灰色で彩色されているので怖さが多少和らげられるが、肌色だったら心臓がバクバクしそう。

ぱっとみると蜂の巣から細い線がでているのかと思ってしまうのがアネット・メサジェ(1943~)の‘私の願い’、よくみると女性の顔や手など体の一部を撮ったモノクロの写真がびっしり張り付けられている。

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