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2015.02.07

ズームアップ 名作の響き合い! 1979年

Img     トニー・クラッグの‘スペクトラム’(豊田市美)

Img_0001     ステラの‘アカハラシキチョウ’(川村記念美)

Img_0002     李禹煥の‘関係項 サイレンス’(神奈川県近美)

Img_0003     サンファルの‘蛇の木’(ニキ美)

がらくたを並べてアートにしてしまうイギリス人アーテイスト、トニー・
クラッグ(1949年~)、これまでそのインスタレーションに出会ったのは2回しかない。‘スペクトラム’は日本で行われた展覧会で体験した。ちょっと離れてみると色の組み合わせがきれいにみえる。

近づいて床に置かれたものがよくみると、ありゃりゃ!なんと町のなかで拾った廃品などのがらくた。これはこれらの壊れた破片を数種類の色で塗りわけて並べたものではなく、色の似たものを集めそれを色の順番に置いているだけ。手間のかかる作業を要する作品だが、できあがるとみる者の想像力をかきたてる。単純な自由さがあればアートはひょいと生まれる。

川村記念美は何年か前に展示室を改修してからはステラ(1936年~)の大きな作品が常時みれるようになった。ステラはお気に入りの作家なので平常展示は前の倍楽しめる。ステラのオブジェはいろんな材料がダイナミックに曲げられ重層的に重なりあって形づくられる。だから、じっくりみると時間がかかる。‘アカハラシキチョウ’の複雑な造形をいつも15分くらいながめている。

ステラと同じ年に生まれた李禹煥(リウファン)は今年79歳、昨年日曜美術館で久しぶりに顔をみたが、創作意欲の衰えはみじんも感じられず元気いっぱいだった。神奈川県近美蔵の‘関係項 サイレンス’をはじめてみたときの印象は難しいアートのイメージ、硬そうな丸い石と厚みのある矩形の鋼板、確かにふたつのものは厳粛に関係し合ってそこに存在している。

ニキ・ド・サンファル(1930~2002)の‘蛇の木’は子どもも大人も楽しめるオブジェ。木からいくつも出ている蛇の頭はまるで多面多臂の仏像をみているよう。じつにおもしろい。

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