« ズームアップ 名作の響き合い! 1982年 | トップページ | リュスの点描風景画に開眼! »

2015.02.13

シニャックの‘髪を結う女’と対面!

Img      シニャックの‘髪を結う女’(1892年)

Img_0001  レイセルベルへの‘マリア・セート’(1891年 アントワープ王立美)

Img_0002     リュスの‘若い女性と花束’(1890年 パリ プティ・パレ美)

Img_0003     レイセルベルヘの‘マルト・ヴェルヘーレンの肖像’(1899年)

東京都美で開催中の‘新印象派展’(1/24~3/29)をみてきた。この展覧会に強く関心をもつことになったのは昨年11月‘美の巨人たち’でシニャック(1863~1935)の‘髪を結う女’が取り上げられたから。

この番組で特別興味深かったのがシニャックがこの絵で色を鮮やかにするために使った蜜蝋、1世紀から2世紀のエジプトで死者の棺に描かれた蜜蠟肖像画というのは具体的にはこんなふうに描くのか、という感じ。シニャックが蜜蝋画にこだわったのは愛する恋人を描きその鮮やかな色彩を永久に残したかったから、このシニャックの恋物語は心を打つ。両手で整えている髪形と赤紫のコルセットの点描表現をとくにじっくりみた。

今回点描法で描かれた人物画が全部で12点でているが、長くみていたのがもう3点ある。レイセルベルへ(1862~1962)とリュス(1858~1941)。2013年国立新美で行われたクレラー=ミュラー美コレクション展でも、この二人の作品は目を楽しませてくれたが、今回の新印象派パート2でも風景画、人物画にいい絵がでている。

群を抜いて輝いているのがレイセルベルヘの大作‘マリア・セート’、すこし離れてみるとその神々しいほどの美しさが一際目立つ。立ち尽くしてみていた。また、隣に飾ってあるリュスの‘若い女性と花束’からも強いオーラがでている。これは大きな収穫。

最後のほうにでてくるレイセルベルヘの‘マルト・ヴェルヘーレンの肖像’は小さな色の点があまり気にならず普通の肖像画をみているよう。品のある顔立ちと落ち着いた衣裳がこの女性のもつやさしさをうつしだしている。忘れられない一枚になりそう。

|

« ズームアップ 名作の響き合い! 1982年 | トップページ | リュスの点描風景画に開眼! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: シニャックの‘髪を結う女’と対面!:

« ズームアップ 名作の響き合い! 1982年 | トップページ | リュスの点描風景画に開眼! »