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2015.01.16

期待値を大きく上回る‘仁阿弥道八展’!

Img_0001     ‘銹絵雪竹文手鉢’(江戸時代・19世紀 湯木美)

Img_0002     ‘色絵桜透文深鉢’(19世紀 湯木美)

Img     ‘色絵桜楓文鉢’(19世紀 サントリー美)

Img_0003     ‘色絵大根文鉢’(19世紀 逸翁美)

銀座で古田織部展をみたあと次に向かったのはサントリー美、今ここで‘仁阿弥道八展’(3/1まで)が開催されている。

京焼の陶工、仁阿弥道八(1783~1855)、同世代の絵師というと江戸に浮世絵の歌川国貞(1786~1864)がいる。これまでお目にかかった道八のやきものは多くない。すこしまとまってみたのは9年前京博であった‘京焼展’、ほかは東博やMOA美などでひとつふたつみたくらい。

回顧展というのはありがたい、今回160点くらいどっとでてきた。足を進めるうちにチラシのキャッチコピー‘天才陶工’は本当だなと思えてきた。最も楽しませてくれたのが鉢。仁阿弥道八のイメージは尾形乾山の鉢の写しでできあがっているので、この華やかな鉢を前にするととてもいい気分になる。

絵柄で惹かれるのは今の季節にぴったりの‘銹絵雪竹文手鉢’、4点あり雪のかかり具合を比べながらじっくりみた。雪の印象が強いのが湯木美にあるもの。この心に響く雪の白さとコラボするのが‘色絵桜透文深鉢’、これは3点プラス本歌の乾山(MOA美)。3つの深鉢、本歌と同じ大きさなのが東博と個人が所蔵するもの。湯木美にあるのは一回り小さいが出来栄えはこちらに軍配が上がる。

楓の赤が目に飛び込んでくる‘色絵桜楓文鉢’、全部で5点でている。初見はボストン美から里帰りしたものをふくむ3点、MOAとサントリーにあるものは過去にみた。みごたえがあるのはやはり最も大きいサントリーのもの。じっとみていると魯山人が同じ絵柄でつくった深鉢が頭に浮かんだ。

大根をモチーフにした鉢ははじめてみたが、太い大根も絵柄としては悪くない。道八は花や雪の華やかな気分を表現するだけでなく野菜の生き生きとした感じもしっかりとらえている。どうみても並の才能ではない。

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