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2014.12.01

日本の美! 秋の紅葉 光琳 乾山 抱一 其一の楓図(7)

Img_0001      尾形光琳の‘十二カ月歌意図屏風 九月’(17世紀)

Img_0002           尾形乾山の‘楓図’(18世紀)

Img     酒井抱一の‘朱楓図屏風’(1818年)

Img_0003     鈴木其一の‘四季花木図屏風’(左隻部分 19世紀 出光美)

日本の花の美しさをモチーフにして描かれた美術品をシリーズ化した‘日本の美!’、秋の定番紅葉はこれまで6回とりあげた。お気に入りのものはまだある。新たに4点を琳派から選んでみた。

琳派といえば今日の新聞に雑誌‘和楽’の大きな広告がでていた。1.2月号の特集は琳派、‘なぜ琳派はこんなに人気なのか!?’ときた、琳派狂いにはたまらないフレーズ、興味をそそる内容のひとつが‘2015年 琳派展覧会カレンダー’。

来年は琳派が生まれて400年、また光琳没後300年の節目の年なので大規模な展覧会が行われる(京博?)ことはチラッと聞いたが正確な情報はつかんでいない。完全網羅したとあるから複数の美術館で琳派展があるのだろう、早速本屋へ行って確認したい。

尾形光琳(1658~1716)の楓の絵は2年前根津美であった光琳展ではじめてお目にかかった。縦長の画面に上から垂れさがってくる楓の枝振りがなかなかいい。弟乾山(1663~1743)の楓は光琳とは逆に上のほうにむかってのびている。紅葉のグラデーションがよく表現されていてとても魅了される。2点はともに個人のコレクション、だから二度目の鑑賞はないだろう。

金地の背景に描かれた楓の赤、川の群青、そして土坡の緑青が鮮やかに映える‘朱楓図屏風’、酒井抱一(1761~1821)が描いたこの屏風をはじめてみたときは立ち尽くして言葉がでなかった。太い幹の楓をどんとまんなかに配置するという意表をつく構図が心を突き動かす。

師匠のこの構図を意識したようなの鈴木其一(1796~1858)の‘四季花木図屏風’も魅力いっぱい。抱一の紅葉がかたまっているのに対し、其一は一枚々を離し濃淡をつけスッキリみせている。出光がこの屏風を所蔵し、根津美がもう一つの傑作‘夏秋山水図屏風’をもっている。ブランド美術館にはやはりいい絵がある。

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