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2014.12.05

来年5月 東京富士美で‘アンギアーリの戦い’公開!

Img     ダヴィンチ?の‘アンギアーリの戦い’(16世紀 ウフィツィ美)

Img_0003     ルーベンスほかの‘アンギアーリの戦い’(模写 ルーヴル美)

今日の新聞報道によると、来年5月、八王子にある東京富士美でダヴィンチの未完の壁画‘アンギアーリの戦い’の下絵?が公開されるという。ビッグニュースというにはおおげさだが、関心はおおいにある。

ダヴィンチ物語でミケランジェロと競作した戦争画の話は欠かせないワンピース。美術本によく載っているダヴィンチの‘アンギアーリの戦い’とミケランジェロが描いた‘カッシナの戦い’、どちらも作品そのものはない。あるのはその下絵と模写。

下絵はちょっとややこしい。‘アンギアーリの戦い’の下絵を描いたのはダヴィンチ本人なのか、それともほかの人物なのかナゾのまま、このため作者不詳という扱いになっている。それはそれとして、この馬に乗った兵士たちが軍旗を奪いあう場面は臨場感にあふれ迫力満点、だから下絵でもみてみたい気持ちは強い。

記事の中に驚くことがあった。この‘タボラ・ドーリア’と呼ばれる油彩画は2年前まで東京富士美が所有していた(1992年に購入)! 現在は富士美が寄贈したウフィツィ美にある。かなり長い期間八王子にあったのなら、展覧会などでみる機会があったもよさそうだがその情報は聞いたことがない。それとも富士美で公開された?

これまでこの下絵は画集では個人の所蔵となっていた。だから、これは海外のコレクターのもとにありまだ縁のないルーベンスらによる模写(ルーヴル美)と比べれば鑑賞できる可能性はほとんどないと思っていた。

ところが、もとあったところにまた戻ってくる。これは見逃せない。会期は5/26~8/9、ミケランジェロの下絵の模写も同時に展示されるという、期待して開幕を待ちたい。

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コメント

おととしから東京富士美術館に行き始めたのですが、ここもなかなかいい展覧会をしているようです。今年は、美術館所蔵の『日本絵画展』と『ロイヤルアカデミー展』に行きましたが、どちらも充実していました。

東京富士美術館の『タボラ・ドーリア』がウフィツイ美術館に寄贈されたことは以前知ったのですが、素晴らしい文化的貢献ですよね。

さて来年の東京富士美術館の展覧会は、ミケランジェロの『カッシーナの戦い』の下絵も出るということで楽しみです!

あと今日、雑誌で知ったのですが、来年の10月から三菱一号館ではプラド美術館展があるらしく、ボスの『愚者の治療』も送られてくるそうですよ。

投稿: ケンスケ | 2014.12.06 22:59

to ケンスケさん
今年は富士美は行きませんでしたが、来年はクルマ
を走らせるつもりです。資金が豊富にあるので質の
高い作品を沢山持ってますね。寄贈した‘タボラ・
ドーリア’が戻ってくるのですから、やはりみとき
たいですね。

三菱一号館美のプラド美展、ボスが出品されると
いうのは風にたよりで聞いてましたが、‘愚者の治療’
ですか!日本の展覧会にボスが登場するのは初めて
ではないかと思います、楽しみですね。

投稿: いづつや | 2014.12.07 00:44

この前の日曜日に東京富士美術館の『タヴォラ・ドーリア展』に行ってまいりました。

日曜日でも八王子なので、さほど混んでなく、とても興味深く見ました。

レオナルドの真筆はなくても、『タヴォラ・ドーリア』を初め数々の模写が展示されていて、レオナルドが後世の画家たちにいかに多大な影響を与えたか、よくわかる内容でした!

子供用ですが、レオナルドの様々な発明品の展示もあり、楽しかったです。

投稿: ケンスケ | 2015.06.09 23:06

to ケンスケさん
八王子に行ってこられましたか。‘タヴォラ・ドーリ
ア’はもともと富士美にあった作品ですから美術館も
展示するのは気持ちがいいでしょうね。

クルマでいくか電車で本を読みながら行くかまだ決め
てません。7月以降になりそうです。

投稿: いづつや | 2015.06.09 23:50

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