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2014.12.09

ズームアップ 名作の響き合い! 1972年

Img_0005     ウォーホルの‘キミコパワーズ’(パワーズ・コレクション)

Img_0002     ホックニーの‘富士山と花’(NY メトロポリタン美)

Img     イサム・ノグチの‘エナジー・ボイド’(イサム・ノグチ財団)

Img_0001     ドナルド・ジャッドの‘積み重ね’(パリ ポンピドー)

ウォーホル(1928~1987)はこの2年間でぐっと近くなった。日本でウォーホルをたっぷりみせてくれたのは国立新美、昨年が‘アメリカン・ポップ・アート展’、そして今年は2月に回顧展を開催。また、アメリカでもワシントンナショナルギャラリー、NYのMoMAとメトロポリタンで名作との出会いが実現した。

関心のあるアーチストの場合、作品をそこそこの数みるとその才能の輝きが実感されるようになる。ウォーホルのデッサン力、色彩感覚はやはり群を抜いている。アメリカンポップアート展に展示された肖像画のうち一番時間をかけてみたのは‘キミコパワーズ’、それはこの日本人女性の着物姿が大変魅力的に思えたことと口紅の色に吸い込まれたから。

メトロポリタン美で西洋絵画を鑑賞するときはラファエロなどの古典絵画からはじまって印象派までの作品に多くの時間を割くことが多い。これで満腹になって引き上げると楽しみの極みにまでいかないかもしれない。ここには現代アートの傑作もずらずらと揃っている。

だから、事前に作った必見リストにそれらはしっかり書きとめておく。だが、美術館の図録に載っていてもお目にかかれない作品もある。昨年残念な思いをしたのはホックニー(1937~)の‘富士山と花’、日本の富士山をモチーフにしているので当然親近感がわく。次にMETを訪ねたとき、運よく飾ってあるだろうか。

イサム・ノグチ(1904~1988)の作品で最も衝撃を受けたのは重量感たっぷりの‘エナジー・ボイド’、街の一角に置かれているパブリックアートで一番見ごたえのあるのは大きな立体、この‘エナジーボイド’で感じる圧倒的な存在感はスケールの大きなパブリックアートとまったく同じもの。今、ノグチの作品で狙いを定めているのはNYの金融街にある‘レッド・キューブ’(1968年)、心がはやる。

ドナルド・ジャッド(1928~1994)の作品は建築物の一部に施された装飾的なアクセントをみている感じ。先が赤く彩られている厚い板の突起が全部で9つ等間隔で壁にくっつけられている。ここだけをみせるからアートになる、建物としてならその印象は相対的に薄められる。つまり形や色が見る者の目にどっと焼き付けられればアートとして認識される。

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