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2014.11.20

ズームアップ 名作の響き合い! 1966年

Img     オルデンバーグの‘ソフト・トイレット’(NY ホイットニー美)

Img_0001     ボイスの‘グランド・ピアノのための均一な浸透’(ポンピドー)

Img_0002     アルマンの‘秋の愛の色彩’

Img_0003     パスカーリの‘ダイナソー’(ローマ国立近美)

オルデンバーグ(1929~)が1966年に制作したソフトスカルプチャー、‘ソフトトイレット’をみていてすぐ連想するのはデュシャンの‘泉’、同じトイレなのにデュシャンのほうはどこでつながっているのかよくわからない‘泉’となり、オルデンバーグはビニールなどの合成樹脂のもつ質感からトイレットの前にソフトをくっつけている。

この作品の全体の形と合成樹脂のつるつるしたイメージからもうひとつ思いつくのはゴルフバック。上の口が開いている部分をみると、キャディーさんにどのクラブがいいかアドバイスを求めている場面がついでてくる。

ドイツ人アーテイスト、ヨーゼス・ボイス(1921~1986)のピアノ作品は17年前東京都現美で開催されたポンピドーコレクション展に出品された。グランドピアノがなんとフェルトと布で覆われている、これにまず大きな衝撃をうける。そして、アクセントとなっている赤十字。これもわからない、だからこそ強く印象に残っているのだろう。

ガスマスクをびっちり詰め込むオブジェで強烈なメッセージを発信したアルマン(1928~2005)、次は作風をごろっとやわらかくし透明なポリエステルを使った女性像、肌色をしたマネキンよりもっと艶めかしく、血液が下腹部へぞくぞくと流れこんでいるのであまり長くはみていられない。

ローマのボルゲーゼ美の近くにある国立近美は幸運なことに2度訪問する機会があった。一回目のときはバッラやボッチョーニの作品を夢中でみたが、もういちど出かけたときは館内のレイアウトが頭に入っているのでじっくりみてまわった。

記憶によくのこっている作品のひとつがピーノ・パスカーリ(1935~1968)の‘ダイナソー’。自然史博物館に展示してある恐竜の骨をみるのと同じ感覚。これも彫刻作品としてはありなんだ、と感心した。

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