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2014.11.29

国宝 ‘過去現在絵因果経’の全場面展示!

Img_0003     国宝‘過去現在絵因果経’(奈良時代 8世紀)

Img_0002     国宝‘訶梨帝母像’(鎌倉時代 13世紀)

Img_0001     ‘不動明王像’(重文 平安時代 10世紀)

Img     俵屋宗達の‘舞楽図屏風’(重文江戸時代 17世紀)

京都の醍醐寺へは2度足を運んだことがある。お楽しみは五重塔をみることと霊宝館に展示されている国宝などとの対面。出かけるときはHPで公開されている国宝を事前にチェックする。これで5年くらい前は狙っていた‘文殊渡海図’をようやく目にすることができた。

ところが、もうひとつ追っかけている‘過去現在絵因果経’は2回ともでてこなかった。3つある国宝の‘絵因果経’、2つは運よく見たがここにあるものとはなかなか縁がむすばれない。ところが、ようやく鑑賞の機会が巡ってきた。京都ではなくて、東京で。

久しぶりに出かけた渋谷の松濤美、ここで11/24まで‘醍醐寺展’が開催され、念願の‘過去現在絵因果経’が全場面公開されていた。15メートルもあるこの日本最古の絵巻を夢中になってみた。小さいころ遊んでいた紙芝居と同じような心持で釈迦のお話に感情移入していく。

クライマックスは魔王が大勢の怪物を引き連れて釈迦の修業を妨害するところ、まったく動じない釈迦。こういう風に悟りをひらくまでの道のりが絵でインプットされるとイメージしやすい。思わぬところでこの国宝がみれたのは本当に幸運だった。

今回作品の展示が前期と後期に分けてあったが、後期は国宝の‘訶梨帝母像’がでていた。これは西洋画でいうと聖母子のような絵。自然と心が和む。‘不動明王像’は目に特徴がある。なぜかバセドー病のように目がとび出ている。だから、よく記憶されている。

これもきていたのか、と思わずニンマリだったのが宗達の‘舞楽図屏風’。この屏風でいつも視線が向かうのが左隻の右上の羅陵王。その鋭いまなざしに釘付けになる。やっぱり宗達はいい、いい、と心のなかで呟きながら館を後にした。

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