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2014.11.30

猿橋の紅葉!

Img     山梨県大月にある猿橋

Img_0001      歌川広重の‘六十余州名所図会 甲斐さるはし’(1853年)

Img_0003     歌川広重の‘猿橋冬景図’(1848~1852年 MOA美)

Img_0002       歌川広重の‘諸国名所 甲陽猿橋之図’(1836年頃)

2日前のニュースに山梨県大月にある猿橋の紅葉がでてきた。今が見ごろだそうだ。歌川広重(1797~1858)の浮世絵で有名なこの橋、一度楓の紅葉がきれいな時期に出かけてみたいと思うのだがなかなか実現しない。

まわりにこの橋をみたという人がいないのでイメージが膨らまないが、手元の本によると場所は甲府の北50キロくらいのところ。下を流れる桂川から31mの上空に架けられ橋の幅は5.5m、長さは31m、その姿は橋脚がなく宙に浮いているようにみえるらしい。日本三奇橋のひとつと呼ばれているのだからやはりみてみたい。

広重は天保12年(1841)4月甲州旅行へ出ており猿橋をみている。旅日記にこう書いている。‘、、、かはる絶景、言葉にたへたり、拙筆に写し難し’、旅から12年後に描かれたのが‘六十余州名所図会’シリーズの一枚‘甲斐さるはし’、今盛りの紅葉はこんな景色だろうか。

広重は肉筆画でも猿橋を題材にしている。これは天童藩のために描いたもののひとつで、いわゆる天童広重、橋の左右からつつみこむように広がる紅葉が肉筆ならではの丁寧な筆致で美しく描かれている。

紅葉がでてこない猿橋の絵は‘甲陽猿橋図’(天保末期)がよく知られているが、もうひとつ富士川の富士、小金井橋の桜と組み合わせた‘諸国名所’で甲陽の猿橋を描いている。ただし、この絵は旅行する前の作品だから、ほかの絵師の手になる名所図会のようなものを参考にして仕上げたものと思われる。

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