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2014.11.17

古代エジプトの絵が‘鳥獣戯画’と時空をこえてコラボ!

Img_0002       古代エジプト時代に描かれた動物戯画(紀元前13世紀)

Img_0003     猫が鳥を追い立てている場面(エジプト考古学博)


Img        ‘鳥獣戯画 兎と猿の水遊びの場面’(12世紀後半)

Img_0001     ‘兎と猿が弓に興じる場面’

2,3週間前、興味深い美術番組が二つあった。ひとつは日曜美術館と美の巨人たちが取り上げた修復が完成し京博で公開されている‘鳥獣戯画’、そしてもうひとつはBS朝日で放送された‘BBC地球伝説 古代エジプトの至宝(3回)’(2014年制作)。サプライズの話がでてきたのは‘古代エジプトの至宝’の3回目

何に驚いたかというとオストラコンと呼ばれる陶器や小さな石の破片に描かれた絵、古代エジプトの神殿などに描かれている絵のなかには王が戦車に乗って馬にひかれている場面がよくでてくる。でも、ここでは馬が驢馬に王がネズミになっている。へえー、 今から3200年前の古代エジプトで日本の‘鳥獣戯画’(12世紀後半)と同じようなユーモラスな絵が描かれていたとは、これは参った。古代エジプト文明 恐るべし!

このオストラコンが発見されたのはエジプト中部、ルクソールのはずれの山間にあるデル・エル・メデイーナという村、ここは普通の村ではなく神殿の墓をつくる石細工の職人や彫刻家たちが暮らしていた。この村のことは2年前NHKで放送された‘大英博物館’にもでてきたが、オストラコンの話はなかった。

当時この村に住んでいた人たちの間ではオストラコンは絵を描いたり、メモや手紙として使われていた。だから、これは実際の生活がどんなものであったかを伝える貴重な遺品、絵は伝統的な形式にとらわれない動物戯画のほかに太った石細工職人を描いたものもあった。

番組ではカイロのエジプト考古学博にある同じタイプの絵を紹介していた。それは猫が鳥を追い立てている様子を描いたもの。立ち上がった猫は人間のような仕草で多くの鳥たちを動かしている。犬でなくなく猫が仕切っているのがおもしろい。

この博物館を訪問したときはツタンカーメンの黄金のマスクや棺に鑑賞エネルギーは使い果たした。だから、ここに鳥獣戯画を思わせる絵が展示されていることなど知る由もない。もし、二度目のエジプト行があったらじっくりみてみたい。

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